食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04480810314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、最新の消費者モニタリングの結果を公表
資料日付 2016年5月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月2日、最新の消費者モニタリングの結果を公表した。概要は以下のとおり。
1.ドイツ市民の4分の3が、ドイツの食品は安全であると考えていた。
 今回の消費者モニタリング(2016年2月)では、食品に関するドイツ市民のリスク認識には2つの相反する傾向が見られた。回答者のほぼ4分の3が、市販される食品は安全であると考えている。一方で、半数以上が、食品中の残留農薬や細菌、また、遺伝子組換え(GM)食品に関して懸念を抱いている。これらの項目はいずれも、食品安全に関してよく取り上げられる項目である。
 BfR長官、Andreas Hensel博士は、「消費者が食品全般に関してのリスクについて問われる場合、大半は食品は安全だと考える。しかし、リスクが社会的に大きな関心事となっている話題に関する質問(薬剤耐性及び農薬など)に対しては、食品安全に関する大きな懸念が顕出する。つまり、繰り返しになるが、リスク認識は、メディアの取り上げ方に左右される」と述べた。
 BfRによる消費者モニタリングは、ドイツで議論された内容に関するリスクコミュニケーション活動の進め方及び調整における重要なツールである。
 消費者モニタリングは、2014年以降、半年ベースで実施されている。
2.消費者モニタリング結果より抜粋
1)以下の健康/消費者問題に関して、知っている/聞いたことがある割合
・果実及び野菜中の残留農薬:88%、薬剤耐性:87%、食品中のマイクロプラスチック:63%、狩猟動物中の鉛:46%、ハーブテイー及び茶中のピロリジジンアルカロイド類:28%、グリホサート:22%など。
2)以下のテーマについて、どの程度懸念するか又は懸念しないか?(1~5段階評価で、1が「懸念しない」、5が「懸念する」。4と5の合計の割合)。
・薬剤耐性:66%(対2015年比6ポイント減)、遺伝子組換え(GM)食品:63%(同4ポイント減)、食品中の残留農薬:60%(同5ポイント減)、食品中のマイクロプラスチック:52%(2015年の質問項目に無し)、食中毒/感染症:48%(同10ポイント減、2015年は「食中毒及び細菌媒介性感染症」)、外食時の食品安全:39%(同5ポイント減)、栄養バランスの悪さ:34%(同3ポイント減)、茶中のピロリジジンアルカロイド類:28%(2015年の質問項目に無し)、フードチェーン中のグリホサート:28%(同)、家庭における食品安全:10%(対2015年比4ポイント減)など。
3)消費者の健康保護に関して、以下のどの内容に同意するか?
・健康影響は自分で考えるので、政府による対策は不要である:12%(対2015年比1ポイント増)、政府が科学的根拠に基づく情報を提供すれば、それに基づき自分で健康影響から身を守る:32%(同3ポイント減)、政府は、禁止及び規制などの更に詳細な措置をとるべきであり、それにより、消費者としての個人が保護される:55%(同1ポイント増)、分からない/無回答:1%(同変わらず)。
4)ドイツで販売される食品は安全か?
・安全である:22%(対2015年比3ポイント増)、どちらかと言えば安全である:51%(同変わらず)、どちらかと言えば安全でない:24%(同2ポイント減)、安全ではない:4%(同変わらず)。「安全である」「どちらかと言えば安全である」を合わせた割合は73%(同3ポイント増)。
5)ドイツの政府機関は、消費者の健康保護に関して信頼できるか?
・信頼できる:15%(対2015年比変わらず)、どちらかと言えば信頼できる:39%(同2ポイント減)、どちらかと言えば信頼できない:38%(同2ポイント増)、信頼できない:7%(同1ポイント減)、分からない/無回答:1%(同1ポイント増)。「信頼できる」「どちらかと言えば信頼できる」を合わせた割合は54%(同2ポイント減)。
3.データ概要
・収集期間2016年1月20日~27日
・回答者数:1
,010人
・調査対象者:ドイツ在住の、ドイツ語を話す一般世帯の14歳以上の消費者
・サンプリング:電話番号又は携帯電話番号抽出によるランダムサンプリング
・調査方法:CATIによる電話質問
・前回調査:2015年6月
 「消費者モニタリング(2016年2月)報告書」(ドイツ語、20ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/350/bfr-verbrauchermonitor-2016.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/15/three_quarters_of_the_population_believe_that_food_in_germany_is_safe-197427.html
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