食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470370470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌が欧州連合/欧州経済領域における患者及び医療体制にとって脅威となっているとの緊急リスク評価書を公表
資料日付 2016年4月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月14日、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌が欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)における患者及び医療体制にとって脅威となっているとの緊急リスク評価書を公表した(20ページ)。
 欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の全域において、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)の急激な拡散が患者及び医療体制にとって重大な脅威となっている。CRE感染症は、初期の有効な治療処置の遅れにより、また有効な治療選択肢が限定されていることから、高い致死率と関連している。カルバペネムに代替可能な新たな抗生物質、即ち多剤耐性菌感染者の治療に用いられる最終グループは、近い将来使用できなくなる可能性がある。
 本ECDCリスク評価書では、EU/EEA各国及び第三国が考慮しなくてはならないヒトの健康における現在及び将来に起こり得るリスク、医療機関及び市中に拡散する可能性について、及び越境の点に関して概説している。評価書にはこれらの地域に向けた活動の選択肢を記載している。
1.医療機関でのCRE伝播予防のための活動(省略)
2.CREの市中拡散予防のための活動
 食品を通じてCREが伝播することを監視し、最終的に予防することが重要である。食品を通じて消費者がCREにばく露されるかを評価するためには、国内産及び輸入食品の定期調査と併せて、動物用医薬品及び人用医薬品の緊密な協力体制が求められる。食料生産動物及びそれら由来食品での新しい薬剤耐性監視統一プログラムでは、肉用鶏、七面鳥、豚、仔牛、及びこれらの肉におけるCREのモニタリングを2年に一度実施することを要求している。
 2014年は、EUでの家きん類及び家きん肉を対象とした統一の定期モニタリングが実施された。肉用鶏、七面鳥及びこれらの肉からのサルモネラ属菌、大腸菌の分離株の代表検体からカルバペネム耐性は検出されなかった。2015年は、定期モニタリングが豚、仔牛及びこれら由来の食肉について実施され、データ分析が現在行われている。
3.越境に関する活動(省略)
4.医療体制でのリスクに関する活動(省略)
 当該リスク評価書は以下のURLから入手可能。
http://ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/carbapenem-resistant-enterobacteriaceae-risk-assessment-april-2016.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1395&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Source=http%3A%2F%2Fecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。