食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04460170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物アセスルファムカリウム(E 950)について提案されている幼児向け特別医療目的食品への使用拡大の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2016年4月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月5日、食品添加物アセスルファムカリウム(acesulfame K)(E 950)について提案されている幼児向けの特別医療目的食品(food for special medical purpose: FSMP)への使用拡大の安全性に関する科学的意見書(2016年3月10日採択、13ページ、doi:10.2903/j.efsa.2016.4437)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受け、EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、1~3歳の幼児向けFSMPに添加した場合における食品添加物アセスルファムカリウム(E 950)の使用拡大の安全性に関する科学的意見を出すよう依頼された。
2. アセスルファムカリウムは2000年、欧州連合(EU)の食品科学委員会(SCF)により再評価され、許容一日摂取量(ADI)の9mg/kg体重/日が確認された。アセスルファムカリウムは、幼児用食品を除く食品への使用がEU域内において認められている。申請者によると、食事療法の遵守が自分の健康の重要な要素になっている患者の食事療法(医療従事者が処方する)に用いる味の良い食品を確保するため、甘味料類の使用が必要とされている。
3. 申請者が提案しているFSMP類へのアセスルファムカリウムの使用濃度(4.1又は5.9mg/gたん白質)及び諮問指令において指定されているFSMP類へのアセスルファムカリウムの使用濃度(9mg/gたん白質、450mg/kg(L) FSMPに相当)に基づいたばく露シナリオにより、たん白質の一日摂取量(3g/kg体重/日)が粉末甘味料製品のみによって供給される場合において、(訳注:対象幼児のFSMP類由来のアセスルファムカリウムへのばく露量は)ADIを超過することが示された。対象幼児の当該甘味料製品由来のたん白質摂取量(たん白質中のアセスルファムカリウム濃度は5.9mg/g)が10g又は20gに制限される場合において、たん白質の一日摂取量が20gの1歳及び2歳児群で(訳注:FSMP類由来のアセスルファムカリウムへのばく露量は)当該ADIを超過した。たん白質中のアセスルファムカリウム濃度を9mg/gとして検討すると、たん白質の一日摂取量が10gのシナリオのみにおいて、(訳注:対象幼児のFSMP類由来のアセスルファムカリウムへのばく露量は)当該ADIを下回った又は当該ADIに近似した。
4. ANSパネルは、1~3歳児にたん白質を1日10g与える限りにおいて、たん白質中のアセスルファムカリウム濃度を9mg/g以下として提案されているアセスルファムカリウム(E 950)の使用拡大に安全性の懸念はないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4437.pdf
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