食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04410460208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、ハチミツ中の天然汚染物質に関するファクトシートを公表 |
資料日付 | 2016年1月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は1月21日、ハチミツ中の天然汚染物質に関するファクトシートを公表した。概要は以下のとおり。 一部の種類のハチミツは、ピロリジジンアルカロイド(pyrrolizidine alkaloids:PAs)として知られる天然由来の植物性自然毒を高レベルで含有しており、健康に有害影響を与える可能性がある。PAsは多くの食品中で認められ、600種以上の植物で天然に生成されている。ミツバチが、Paterson’s Curse(又はSalvation Jane、(ムラサキ科シャゼンムラサキ)等のPAs豊富な花から蜜を集める際に、当該毒素がハチミツ中に混入する可能性がある。 FSANZは、何年も前に(訳注:2011年)、ヒトにおける既知の毒性に基づいて、当該アルカロイドの摂取安全レベルを1μg/kg体重/日と設定した。通常の摂取による有害性のエビデンスがない為、規制値は設定しなかった。Paterson’s Curse以外の花由来のハチミツを通常摂取した場合は、PAsレベルは懸念を生じない。妊婦や授乳婦を含め、一日当たりテーブルスプーン2杯以上のハチミツを摂取する人は誰でも、Paterson’s Curseハチミツだけを喫食しないよう勧告する。 FSANZは、豪州及びニュージーランドのハチミツ中の総PAレベルに関する最近の報告について承知している。しかし、豪州及びニュージーランドに存在するPAの種類、及びハチミツ摂取量に基づき、健康上のリスクを生じる可能性は低い。 FSANZは、培養細胞に対するPAの影響に関するLuckhartらの論文をレビューしていないが、培養細胞からヒトのリスクに外挿する際に注意を要する点に留意すべきである。 FSANZは、ハチミツ中の当該物質の存在及び毒性に関して、豪州及びニュージーランドで実施された最近の研究を考慮しており、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)による国際的なリスク評価の結果を待っている。世界保健機関(WHO)は今年リスク評価を完了し、コーデックス食品汚染物資部会はハチミツ及び他の食品中のPAsの国際規格について検討することが予測される。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/patersonscurse/Pages/default.aspx |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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