食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04390190492
タイトル 台湾衛生福利部国民健康署、食塩中のヨウ素含有量の上限値引き上げについて説明
資料日付 2015年12月8日
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概要(記事)  台湾衛生福利部国民健康署は12月8日、食塩中のヨウ素含有量の上限値引き上げについて説明した。12月7日に公表された「食品添加物の成分規格及び使用基準」の改正案では、食塩中に添加される栄養添加剤のヨウ化カリウム及びヨウ素酸カリウムの濃度がヨウ素として現行の12~20mg/kgから20~33mg/kgに引き上げられた。同署による「国民栄養健康状況の移り変わりに関する調査」によると、2013年の6歳以上の台湾人における尿中ヨウ素濃度の中間値は99μg/Lで、51.2%の人は世界保健機関(WHO)が提言する下限値100μg/Lを下回っていた。このことは、台湾人のヨウ素摂取量が若干不足していることを示している。一方、食塩に添加されるヨウ素の濃度は台湾では現在、WHOが提言する20~40mg/kg(ヨウ素として)より低いことから、同署は6月に国際的経験を参考にするためにIodine Global Network及び台湾の専門家を招いて国際会議を開催した。また、衛生福利部の支援の下、食品薬物管理署と合同で、台湾人の食生活、食塩の平均摂取量及び食塩の一日摂取上限量に基づきWHOが提言する食塩へのヨウ素添加濃度リストを用いて、台湾で販売される塩へのヨウ素の適正な添加濃度を推計し、リスク評価等を経て国内で販売される食塩中のヨウ素濃度引上げについて確認した。仮に台湾人が一日当たり食塩6gを摂取した場合、食塩から120~198μgのヨウ素を補うことができるが、これは結び昆布一つに含まれるヨウ素量(約3
,120μg、結び昆布を一つ食べるとヨウ素含有量引上げ後の食塩を半月から1か月分摂取した場合のヨウ素量に相当する)に遠く及ばない。よって、食塩中に添加されたヨウ素が過剰摂取を招くリスクは考えにくい。
 また、包装された食塩のヨウ素表示について、同署はすべての包装された食塩に「ヨウ素は必須栄養素である」旨、ヨウ素添加の有無、「ヨウ化カリウム」又は「ヨウ素酸カリウム」の添加量を表示するよう提案した。本提案は専門会議において可決され、現在のところ食品薬物管理署が関連の行政手続きを進めているところである。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部
情報源(報道) 台湾衛生福利部
URL http://www.mohw.gov.tw/news/531953094
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