食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04360590373
タイトル スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」で銅の状況を公表
資料日付 2015年10月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は10月15日、報告書「食品中の微量元素 カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ」で銅の状況を公表した。当該報告書の概要は以下のとおり。
第4章 銅
(1) 分析した食品のうち、濃度が最も高い食品群は豆類(2.20μg/g生鮮重量)、次いでパン・穀類(2.16μg/g生鮮重量)で、具体的にはヒヨコマメ(3.17μg/g生鮮重量)及びパスタ(3.18μg/g生鮮重量)が高かった。バルセロナ市の水道水中の銅濃度は0.04mg/L未満である(2012年)。
(2) 成人男性の喫食を介した推定銅摂取量は1
,351μg/日であった。最も寄与する食品はパン・穀類(528.0μg/日)及び野菜類(159.8μg/日)であった。
 バルセロナ市の水道水の摂取を介した最大推定摂取量は、世界保健機関(WHO)の推奨に基づき、成人男性において水2L/日とすると、80μg/日(0.08mg/日)である。
(3) 推定銅摂取量が最も高い人口集団は青年期男性(10~19歳、1.44mg/日)、次いで成人男性(20~65歳、1.43mg/日)及び65歳を超える男性(1.35mg/日)であった(水の摂取量は成人2L、子供及び青年期男性1L)。
(4) 一日推定摂取量はすべての人口集団において、最大耐容摂取量(上限値):国際連合食糧農業機関(FAO)/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の暫定耐容一日摂取量500μg/kg 体重/日、及び英国食品基準庁(FSA)の安全上限値(safe upper level) 160μg/kg 体重/日を下回った。
 様々な年齢の人口集団について推定した摂取量は、欧州食品安全機関(EFSA)が定めた摂取必要量及び米国当局らの推奨量を満たしており、欠乏による健康リスクはない。
 本推定にあたっては、水を介して摂取される銅の量が考慮された。具体的には、政令140/2003に定められた最大含有量と比べて非常に少ない(2%)、バルセロナ市の水道水の銅含有量から算定された。摂取する水に存在する銅の含有量が政令140/2003に定められた最大量(2mg/L)であった場合、一日推定摂取量はEFSAの定めた最大耐容摂取量に近い値になる。
 当該報告書(スペイン語、26ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir3736/dieta_micronutrients_es.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
情報源(報道) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
URL http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir3736/doc36815.html
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