食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04360030373
タイトル スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)、カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ報告書2012年でカドミウムの状況を公表
資料日付 2015年10月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  スペインのカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)は10月5日、カタルーニャ州におけるトータルダイエットスタディ報告書2012年でカドミウムの状況を公表した。
 カタルーニャ州住民のカドミウム摂取量は、欧州食品安全機関(EFSA)が2009年に設定した基準値を超えなかった。当該報告書からの補足は以下のとおり。
 第5章 カドミウム
(1) 濃度が最も高い食品群は魚介類(0.050μg/g生鮮重量)、芋類(0.015μg/g生鮮重量)及びパン・穀類(0.015μg/g生鮮重量)であった。具体的には、イカ(0.262μg/g生鮮重量)、及びムラサキイガイ(ムール貝、0.170μg/g生鮮重量)が高かった。対して、卵、乳、乳製品及び油脂の食品群においては、いかなる検体も検出限界を超えなかった(<0.002μg/g生鮮重量)。
(2) 成人男性の喫食を介した推定カドミウム摂取量は9.40μg/日(カタルーニャ州の喫食調査:ENCAT)又は 10.03μg/日(スペインの喫食調査:ENIDE)であった。最も寄与する食品はパン・穀類(3.71μg/日(ENCAT)、2.69μg/日(ENIDE))、及び魚介類(2.28μg/日(ENCAT)、3.89μg/日(ENIDE))であった。
(3) 推定カドミウム摂取量が最も高い人口集団は青年期男性(10~19歳、9.66μg/日)、次いで成人男性(20~65歳、9.40μg/日)及び高齢者の男性(65歳超、8.94μg/日)であった。
(4) EFSAが2009年に設定した基準値2.5μg/kg体重/週を考慮すると、最も近い値であった男児・女児の集団(4~9歳、2.14μg/kg体重/週)においても、いかなる人口集団も基準値を超えなかった。
 カドミウムの毒性は健康なヒトにおいて長期間のばく露後に現れることを考慮すると、本調査のデータは、住民の健康に対するリスクがなく、大きな安全マージンがあることを示す。
(5)一日のカドミウム摂取量の経時変化は、成人男性において2000年:15.74μg/日、2005年:17.19μg/日、2008年:21.57μg/日、2012年:9.40μg/日であった。全般的な傾向について、明白な結論を引き出すことは難しい。
 当該報告書(スペイン語、52ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir1593/dieta_total_quimics_es.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
情報源(報道) スペインカタルーニャ州食品安全機関(ACSA)
URL http://www.gencat.cat/salut/acsa/html/es/dir1593/doc36794.html
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