食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04350910149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料としての昆虫類の生産及び摂取に関するリスクプロファイル形式の科学的意見書を公表
資料日付 2015年10月8日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月8日、食品及び飼料としての昆虫類の生産及び摂取に関するリスクプロファイル形式の科学的意見書(2015年10月5日採択、60ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本意見書は、リスクプロファイルの形式をとっており、食品及び飼料としての昆虫類の全供給行程(飼育から最終製品まで)を考慮に入れ、食品及び飼料として飼育される昆虫類に関連した潜在的な生物学的ハザード、化学的ハザード、アレルゲン性及び環境へのハザードを示すものである。本意見書は、様々な種類の飼育培地(substrate)で成長した未処理の(non-processed)昆虫類におけるこれらのハザードの保有率についても、動物性たん白質のその他の未処理の供給源におけるこれらのハザードの保有率と比較して、述べる。
2. 現在許可されている飼料原材料を昆虫類の給餌に使用した場合において、微生物学的ハザードの考えられる保有率は、動物性たん白質のその他の未処理の供給源における微生物学的ハザードの保有率と同等であると予測される。未処理の(non-processed)昆虫類におけるプリオン類の考えられる保有率は、飼育培地にヒト由来又は反すう動物由来のたん白質が含まれているか否かに依存することになる。様々な飼育培地から昆虫類への化学汚染物質の移行に関するデータは、非常に限られている。生ごみ、ヒト及び動物の糞尿のような飼育培地についても検討され、これらの飼育培地で飼育された昆虫類に由来するハザードについては特異的に評価する必要がある。
3. 生物学的ハザード及び化学的ハザードの両方について、(1)特定の飼育方法、(2)使用される飼育培地、(3)どの成長段階で昆虫類が収穫されるか、(4)昆虫の種及び成長段階、(5)更なる処理方法のすべてが、昆虫類由来の食品製品及び飼料製品における生物学的汚染物質及び化学的汚染物質の存在量や濃度に影響を与えることになると結論づけられる。環境に関連したハザードは、その他の動物生産システムと同等であると予測される。
4. 本意見書は、昆虫類を食品及び飼料として使用した場合において考えられるハザードに関連した不確実性(知見不足)についても特定し、動物及びヒトによる昆虫類の摂取について系統的に収集されたデータがないことに留意する。脊椎動物の病原性微生物の保有率に関する研究、及び飼育された昆虫類における有害な化学物質類に関する公表データが不足している。これらの課題に関する更なるデータ生成が強く推奨される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4257.pdf
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