食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04310950475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食用反すう動物のと体から採取された脂肪組織の活用に関する意見書を発表
資料日付 2015年7月24日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は7月24日、食用反すう動物のと体から採取された脂肪組織の活用に関する意見書を発表した(25ページ)。
 フランス食品衛生安全庁AFSSA(ANSESの前身)は2001年4月、切断時に脊髄によって汚染された骨片が二分割と体に飛散するリスクを考慮して、牛と体の背割り後に採取された脂肪に関連するリスクを主張した。これらの骨片が脂肪内に存在する恐れがあり、脂肪の食品及び飼料としての使用は禁止されていた。
 その後の規則の改定(と体の背割り前の脊髄の吸引による脊髄除去の義務化の廃止)を考慮し、今回ANSESは下記事項について諮問を受けた。
・と体の背割り前もしくは後に脊髄吸引を実施する場合、背割り後に採取した牛脂肪は飼料に使用できるかどうか。
・規制措置を継続する場合、この規制措置は2001年7月1日前に出生した動物にのみ適用することが可能かどうか。 
 また、スクレイピーの流行状況が改善されてきたことを考慮し、小型反すう動物の脂肪を反すう動物の飼料へ使用することに関する禁止措置を継続することが適切であるかどうか回答するよう諮問を受けた。
 結論は下記のとおり。
 いずれにせよ、各と体において予め脊髄を取り除かない場合には、背割り後に得られた脂肪は脊髄の破片によって汚染される可能性がある。従って背割り前に脊髄吸引を実施しない場合、背割り後の脂肪の家畜動物の飼料への使用禁止を継続することを提言する。しかし検出される非定型BSEの年齢(フランスで8歳超)を考慮すると、代替案として、家畜飼料用の脂肪は7歳以下の牛のものに使用を制限することが考えられる。ただ、出生年と非定型BSEが発生するリスクの間に今日明白な相関関係がないため、2001年7月以前に出生した牛に限定すると提言することは適切でない。
 AFSSAは2007年、小型反すう動物の脂肪の飼料への使用を禁止するよう提言した。リンパ節に関連する残存感染価による汚染の可能性は排除できず、トレーサビリティによる対策では脂肪を回収した小型反すう動物を特定することができなかったからである。この結論は現在でも適切であると結論付けた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/system/files/EST2014sa0158.pdf
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