食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04310190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)は、香料グループ評価208改訂1(FGE.208Rev1):環内又は側鎖にα ,β-不飽和をもつ10種類の脂環式アルデヒド並びに前駆体類を代表する香料物質の遺伝毒性の考察に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年7月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月23日、香料グループ評価208改訂1(FGE.208Rev1):香料グループ評価19のサブグループ2.2の環内又は側鎖にα
,β-不飽和をもつ10種類の脂環式アルデヒド並びに前駆体類を代表する香料物質の遺伝毒性の考察に関する科学的意見書を公表した。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、香料グループ評価208改訂1(FGE.208Rev1)において、香料グループ評価19のサブグループ2.2の遺伝毒性の可能性を評価するよう要請された。
 香料業界は、香料グループ評価19のサブグループ2.2を代表する香料物質である、p-メンタ-1
,8-ジエン-7-アール(FL-no: 05.117)(訳注:別名ペリルアルデヒド)を、175mg/kg体重/日、350mg/kg体重/日及び700mg/kg体重/日(最大耐量(maximum tolerated dose:MTD)と推定される)の用量で、ラットに強制経口投与し、in vivoで、骨髄での小核試験並びに肝臓及び十二指腸でのコメットアッセイを組み合わせて試験した、追加の遺伝毒性試験結果を供した。
 小核試験では、雄ラットの骨髄中に、小核を有する多染性赤血球のいかなる増加も誘発せず、コメットアッセイによる分析では、同じ実験動物の十二指腸でDNA損傷を誘発しなかった。肝臓で行ったコメットアッセイでは、陽性の結果を示し、即ち、試験した最大用量である700mg/kg体重/日で、統計的に有意なDNA鎖切断の増加が見られ、従って、CEFパネルは、当該香料物質は、in vivoで、遺伝毒性があると結論付け、その結果、当該香料物質を香料物質として使用することは、安全性に対する懸念がある。
 当該香料物質は、このサブグループ2.2の残りの9種類の香料物質、即ち、p-メンタ-1
,8-ジエン-7-オール(FL-no: 02.060)、ミルテノール(FL-no: 02.091)、ミルテナール(FL-no: 05.106)、2
,6
,6-トリメチル-1-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド(FL-no: 05.121)、ギ酸ミルテニル(FL-no: 09.272)、酢酸p-メンタ-1
,8-ジエン-7-イル(FL-no: 09.278)、酢酸ミルテニル(FL-no: 09.302)、酪酸ミルテニル-2-メチル(FL-no: 09.899)及び酪酸ミルテニル-3-メチル(FL-no: 09.900)を代表する香料物質であり、これら香料物質には安全性に対する懸念の可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4173.htm
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