食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04160240343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、2012年にフランスで発生した生乳から作られるブリチーズの喫食による集団リステリア症に関する報告書を発表
資料日付 2014年11月26日
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概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は11月26日、2012年にフランスで発生した生乳(未処理乳)から作られるブリチーズの喫食による集団リステリア症に関する報告書(18ページ)を発表した。
 2012年10月1日、パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)でAscI/ApaI 210792-210792パターンを示すリステリアへの6人の感染が、リステリア国立リファレンス研究所(CNRL)で確認された。制限酵素SmaIを使用したPFGEによる遺伝子型判定でDとQといった異なるプロファイルが検出された。
 2012年10月22日、新たな感染が確認され、感染源を特定し管理措置を実施していくための調査を開始した。PCR IVbグループでAscI/ApaI 210792-210792の特徴を示すリステリアへの感染が1人、2012年8月1日から2013年2月11日の間に診断され確認された。SmaIQの特徴を持った例が確認されれば感染性、SmaIQの特徴を持たなければ非感染性である。感染者の食品摂取状況はアンケートで確認し、同時期に確認された感染性と散発性のリステリア症感染者の食品摂取状況と比較した。トレーサビリティ調査及び、感染の原因とされる生産者について、食品と製造環境のサンプル採取による検査が行われた。
 25人(集団感染11人)のリステリア症が確認された。診断時期は2012年9月4日から11月20日であった。SmaIQの特徴を持つリステリア症への感染は明らかに生乳(未処理乳)から作られるブリチーズの喫食と関連があった(オッズ比35、信頼区間95%)。トレーサビリティ調査で生乳(未処理乳)から作られるブリチーズの生産者Aがおそらく集団感染例の汚染源であると確認された。生産者の調査では、チーズ製造に衛生上の問題はなく、食品と環境のサンプル中に感染源となる株は確認されなかった。生乳(未処理乳)の一時的な汚染がこの集団リステリア症の原因であるという仮説が有力である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Rapports-et-syntheses/Maladies-infectieuses/2014/Epidemie-d-infections-a-Listeria-monocytogenes-liee-a-la-consommation-de-brie-au-lait-cru-France-2012
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