食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04160220470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)血清型別についての第5回外部品質評価計画の結果を公表
資料日付 2014年11月25日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月25日、ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)血清型別についての第5回外部品質評価計画の結果を公表した(54ページ)。
 当該報告書は、ECDCの委託によるVTECの血清型別のための第5回外部品質評価計画(以下EQA-5)の結果である。EQA-5は2014年1月から5月にかけて実施され、パルスフィールド電気泳動法(PFGE)、O:H血清型別、病原関連遺伝子(eae
, vtx1
, vtx2
, ehxA)の検出、vtx遺伝子の細分類、ベロ毒素/志賀毒素産生性(VT/Stx)表現型の検出、ソルビトール発酵性、β-グルクロニダーゼ、エンテロヘモリシン及び基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生性の検出を対象としている。EQA-5には欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)の29か国から29の国立公衆衛生リファレンス研究所が参加した。
 20研究所(69%)がPFGE法に参加し、その60%が他の研究所で得られたプロファイルと同等の、十分に高品質のPFGEゲルを作成していた。プロファイルはその後標準化され、専用のソフトウェアBioNumerics(BN)を用いて解釈された。17研究所(87%、20か所中の17か所)がゲル解析を完了し、65%が指針に沿って公正に実施していた。
 12研究所(41%)が10株全てについてO:H血清型の完全な型別に参加し、その83%が全10株について正確に完全なO:H血清型を判定していた。
 病原関連遺伝子eae、ehxA、vtx1については、参加研究所の98%が正確な型別をしており、vtx2については94%ができていた。vtxの細分類は、平均して92%の研究所が正確に実施していた。
 正確な表現型検出をした研究所は、VT産生性については86%、ソルビトール発酵性97%、βグルクロニダーゼ90%、エンテロヘモリシン94%、ESBL産生性100%となり、高水準の結果となった。
 現在EU域のVTECサーベイランスで用いられている分子型別法はPFGE法である。VTEC感染サーベイランスではまた、従来法の型別法・表現型菌株特性分析法と分子型別法を組み合せて行っている。しかしながら、EQA-5のPFGE法の結果から、研究所間での交換用の有用な型別プロファイルを作成するには、研究所の40%がその成績を向上させる必要があることが示された。ただ、技術的課題が指摘された研究所の多くは、もし手順を最適化し、トラブル解消支援を受け、更なる訓練を受ければ、許容範囲内の品質水準に到達する。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/VTEC-EQA-2014.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/_layouts/forms/Publication_DispForm.aspx?List=4f55ad51-4aed-4d32-b960-af70113dbb90&ID=1214
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