食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04000280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、イノシシによるアフリカ豚コレラウイルスの侵入及び拡散を最小化する可能性のある措置を評価した科学報告書を公表
資料日付 2014年3月17日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月17日、イノシシによるアフリカ豚コレラウイルスの侵入及び拡散を最小化する可能性のある措置を評価した科学報告書を公表した(23ページ、2014年3月14日承認)。
 当該報告書は、アフリカ豚コレラウイルス(ASFV)の侵入及び拡散防止措置に関連した科学技術的支援の緊急要請に応じて作成されたものである。ASFV拡散リスクを低減するために、狩猟または捕獲によってイノシシの頭数を大幅に減らす、あるいは給餌又は柵の設置によってイノシシの移動を防止することの実現可能性についての評価が求められた。
 欧州において狩猟や捕獲によってイノシシの頭数が激減したとする科学文献の証拠は見つからなかった。その主な理由は、イノシシの適応習性、頭数補整繁殖及び隣接地からの流入の可能性が挙げられる。よって、狩猟は、イノシシ集団におけるASFVの侵入及び拡散リスクを減らす方法ではない。さらに、ASFVがイノシシ集団に侵入、拡散、定着するイノシシ頭数密度の閾値を現時点で決定するのは不可能である。なぜならば、ASFVの拡散と定着の程度、イノシシ集団に関するデータセットにおける偏り、複雑な集団構成、及び動態が不明確であるからである。さらに、イノシシの頭数を大幅に減らす試みは、ASFVの伝播を増加させ、地理的拡大を増長させることになりかねない。イノシシ集団への集中的な狩猟の圧力は、群や個体の分散を招くからである。
 イノシシへの人為的な給餌はASFV拡散リスクを増加させる。柵設置はイノシシの移動を制限することが可能である。しかし、管理対策の1要素として柵を使用する地域の特定、及び施行の実現可能性の評価のためには、アフリカ豚コレラのイノシシにおける疫学及び空間分布に関するさらなる知見が求められる。
 当該科学報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3616.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3616.htm
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