食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04000170344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、食品と接触する材料及び物品からの移行のリスク評価に関するケーススタディについて意見書を公表
資料日付 2014年3月10日
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概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は3月10日、食品と接触する材料及び物品(FCM)からの移行のリスク評価に関するケーススタディ(資料 Sci Com 2011/03、自ら評価)についての意見書(2月21日付で承認、34ページ)を公表した。
 ケーススタディとして、エポキシ化脂肪酸グリセライド(ESBO:CAS No.8013-07-8)、フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP:CAS No.117-81-7)、フタル酸ジイソノニル(DiNP:CAS No.28553-12-0)、フタル酸ジイソデシル(DiDP:CAS No.26761-40-0)及びガラス広口瓶の蓋のシールに使われている可塑剤について慢性暴露リスクを、AFSCAモニタリン・グプログラム2008~2012年の結果に基づいて評価した。DiNPとDiDPはほとんど検出されなかったので、この評価から除いている。
 成人についてのESBOに対する暴露やフタル酸エステル類は、多量に汚染食品を摂取したとする最悪のシナリオでも、有意な健康リスクは無いように見える。1歳未満の乳幼児については、ガラス瓶入り乳幼児用食品を頻繁に多量摂取すると、ESBOへの暴露は耐容一日摂取量(TDI)を超える可能性がある。ただし、ESBOは(i)発がん性物質でも遺伝毒性物質でもなく、発達に悪影響が無いこと、及び(ii)乳幼児食品の摂取は1歳を過ぎると有意に減少し、またこのような潜在的高暴露は限定的な期間のみであることを考慮すると、リスクは限定的であると考えられる。乳幼児のDEHPに対する暴露量は、乳幼児用食品を頻繁に摂取したとしても、TDIの50%以下である。FCMに加え、他の汚染源(例:環境)や暴露源(例:口に入る可能性のあるプラスチック製玩具やハウスダストなど)がある。加えて、DEHPは内分泌かく乱物質の特性を有する物質である。
 急性暴露リスクについても慢性暴露リスク評価と同様の方法で実施した。ガラス瓶の蓋のシールからのESBO及びプラスチックフィルムからのアジピン酸ジエチルヘキシル(DEHA:CAS No. 103-23-1)並びに台所用品からの4
,4’-メチレンジアニリン(CAS 101-77 -9)の高濃度移行について紹介している。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS03-2014_FR_DOSSIER2011-03.pdf
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