食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03860490343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、週刊疫学現状報告、ミディ・ピレネー地域圏版に赤痢菌による集団食中毒記事を掲載
資料日付 2013年7月26日
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概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月26日、週刊疫学現状報告Point epidemio、(南仏スペインと国境を接する)ミディ・ピレネー地域圏版、No.384、第29週号(2013年7月15日~21日)を発行した。中にソンネ赤痢菌(Shigella sonnei)による集団食中毒の記事がある。概要は以下のとおり。
 アリエージュ県(Ariege:09)で7月20~21日に行われた音楽祭で急性胃腸炎(AGE)が集団発生した。2013年7月26日現在の状況は以下のとおり。
 アリエージュ県の音楽祭で複数のAGE症例が発生したとの届出が7月22日にミディ・ピレネー地域圏保健局(ARS Midi-Pyrenees)にあったことから、InVSのミディ・ピレネー地域圏疫学調査局(Cire Midi-Pyrenees)とアリエージュ県保健局(ARS DT de l’Ariege)が共同で調査を開始し、AGE流行の確認とその特性分析及びAGE病原体の特定と地域共同体内での病原体伝播及び感染源を調べた。
 音楽祭のボランティアに発生したAGE患者の届出があってから最初の調査で判明した事柄を考慮し(祭典参加者で届出のあった症例は含まず)、ボランティアを対象に、調査票を使って疫学調査及び微生物学的調査が実施された。
 7月26日時点で、7月18日から24日までに兆候のあった音楽祭運営ボランティア300名のうち患者数は70名(暫定値)、ピークは7月21日の患者数35名であった。主な症状は下痢、腹痛、発熱、悪心である。今日までに調査した患者70名のうち9名は回復し(疾病期間は3~4日間)、重症ではないが4名が入院した。患者の幾人かの糞便検査が実施され、薬剤耐性のないソンネ赤痢菌を同定した。
 感染源から水道水が排除された。現在進行中の調査から、病原体の感染経路は複数の可能性がある。保菌者の調理人による食品汚染や、ヒトからヒトへの感染、環境由来の可能性もある。
 ソンネ赤痢菌の宿主はヒトのみで、症状が消えた後も数日間は菌を排出し続けるため、特にヒト同士の接触による感染拡大の可能性が高い。二次感染を回避するためには、厳しい衛生対策が必要となる。今日なお、この地域では依然として流行拡大の可能性がある。
週刊疫学現状報告ミディ・ピレネー地域圏版報告書(16ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/71809/270832/version/130/file/pe_mp_260713.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/Publications-et-outils/Points-epidemiologiques/Tous-les-numeros/Midi-Pyrenees/2013/Surveillance-sanitaire-en-region-Midi-Pyrenees.-Point-epidemiologique-au-26-juillet-2013
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