食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03801550475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、新開発食品成分としてのコリアンダーオイルの認可申請について意見書を公表
資料日付 2013年3月29日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月28日、新開発食品成分(NI)としてのコリアンダー(訳注:中国では香菜、タイではパクチー)オイルの市場流通認可申請について競争・消費・不正抑止総局(DG CCRF)から諮問を受けて2013年1月15日付けで提出した意見書を公表した。
 2012年1月6日にANSESは、アイルランド当局が実施した、コリアンダーの子実由来のオイルをNIとして使用することに関する最初の評価報告書についての意見書を提出している。このオイルはサプリメントに使用するものである。コリアンダー種子は脂肪酸の一種のペトロセリン酸を非常に豊富に含んでいる(62.1~71.4%)。またリノレン酸(13.8%~17.3%)やオレイン酸(13.8~17.3%)も含んでいる。ペトロセリン酸(C18:1 n-12)は、シス-Δ6-オクタデセン酸の異性体であり、シス-Δ9-オクタデセン酸の異性体のオレイン酸と似た構造を有する。
 結論として、NIの潜在的アレルギー誘発性に関しては、栄養専門委員会(CES NUT)は使用したたん白質定量法の技術的な検出限界値が高すぎてアレルゲンが含まれないことを保証するものではないと考える。このため、申請者が予定している適切なアレルギー表示が不可欠である。
 コリアンダー種子オイル中のトコフェロール及び他のフェロールに関しては、データがないので結論を出すことができない。申請者は不足データを補足しなければならない。
 アレルギーに関する回答や販売後の調査結果が安心できるものであっても、ペトロセリン酸の代謝及び消費量評価に関してはデータが不足している。したがってCES NUTは、長期にわたってNIを摂取しても栄養学的見地からの危害要因がないことを示すために、ペトロセリン酸の肝臓での代謝に関する特別に追加試験を実施することを求めるとしている。

[参考資料]2012年1月6日付けANSES意見書
http://www.anses.fr/Documents/NUT2011sa0303.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/sites/default/files/documents/NUT2012sa0193.pdf
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