食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03790970149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種用飼料添加物としてのヨウ素化合物(E2):無水ヨウ素酸カルシウム(被覆した顆粒状の製剤)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年3月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月27日、全動物種用飼料添加物としてのヨウ素化合物(E2):無水ヨウ素酸カルシウム(被覆した顆粒状の製剤)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2013年3月14日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 ヨウ素源としての無水ヨウ素酸カルシウムは、完全配合飼料に対して、総ヨウ素の現行の認可最大量までの使用で、馬、猫及び犬(それぞれの最大許容量は3、6及び4mg/kg完全配合飼料)を除く全動物種/カテゴリーに対して安全であると考えられる。 
 消費者に対する暴露は、現行の認可最大量のヨウ素を含む飼料と、それよりも少ない量のヨウ素を含む飼料の2つのシナリオに基づいて計算された。
 飼料中のヨウ素の現行の認可最大量を考慮して生産される動物由来の食品に含まれるヨウ素量は、摂取量の多い消費者に対して大きなリスクをもたらすと考えられる。当該リスクは主として乳の摂取により生じると考えられ、次いで、卵の摂取がわずかだが考えられる。成人の上限量(UL)(600μg/日)を2倍超え、幼児のUL(200μg/日)を4倍超える。
 乳牛及び採卵鶏用飼料中のヨウ素の認可最大量が、それぞれ2及び3mgI/kg飼料に引き下げられた場合には、成人消費者の暴露はULを下回るであろう。
 しかしながら、ヨウ素を多量に摂取する幼児によって取り込まれるヨウ素量はULを上回ったままであろう(1.6倍)。
 ヨウ素酸カルシウムは動物に必要なヨウ素の有効な供給源である。「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、完全配合飼料中の最大ヨウ素量を、乳牛及びマイナー種の乳用反すう動物については2mg I/kg、採卵鶏及び馬については3mg I/kg、猫については6mg I/kg、犬については4mg I/kgに低減することを推奨する。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.7/2013(2013.04.03)P9
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3178.pdf
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