食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03680940149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、サプリメントの成分としての合成ゼアキサンチンの安全性に関する声明を公表
資料日付 2012年10月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月4日、サプリメントの成分としての合成ゼアキサンチン(Synthetic zeaxanthin)の安全性に関する声明(2012年9月13日採択、14ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請をうけて、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、サプリメントの新開発食品成分としての合成ゼアキサンチンの安全性に関する本パネルの意見を、申請者から提示された追加知見に照らして更新するよう依頼された。
2. 本パネルは、先の意見書(2008年)において、利用可能なデータに基づき、提案された用量の20mg/人/日におけるサプリメント成分としてのゼアキサンチンの安全性は確立されていないと結論づけた。申請者は、2008年のEFSAの当該意見書に応じて、合成ゼアキサンチンのラットを用いた二世代生殖毒性試験及びカロテノイド類と肺がんリスクに関する数報の機序研究を含む22件の追加の参考文献を提示した。
3. ゼアキサンチンの肺がんリスクに関する動物データもヒトデータも利用可能ではないが、本パネルは、現在の利用可能なデータに基づき、ゼアキサンチンの補助的な摂取が喫煙本数の多い人たちの肺がんリスクを増加させる可能性は低いと考える。本パネルは、提示された二世代生殖毒性試験において150mg/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)を特定し、遺伝毒性に関する懸念を持たない。本パネルは、慢性毒性/発がん性試験の欠如を前提として、不確実係数の200を当該二世代試験のNOAELに適用する。この結果により、合成ゼアキサンチンの一日摂取量は0.75mg/kg体重/日になり、体重70kgの人では一日当たり53mgの摂取量に相当する。
4. 本パネルは、利用可能なデータに基づき、0.75mg/kg体重/日の摂取量(体重70kgの人では一日当たり53mgの摂取量に相当)によって安全性の懸念は引き起こされないと結論づける。したがって、申請者が提案した用量によって安全性の懸念は引き起こされない。


国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.21/2012(2012.10.17)P7-8
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2891.pdf
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