食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03570050314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、乳児用調製乳及びフォローオン調製乳中のアルミニウム含量を公表
資料日付 2012年4月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月25日、乳児用調製乳及びフォローオン調製乳中のアルミニウム含量を公表した。概要は以下のとおり。
 食品中のアルミニウムの存在は異なる要因による。例として、食品成分中の天然成分由来又はアルミニウム含有添加物由来の可能性がある。別の由来としては食品包装、調理器具又は台所用品等からの移行の可能性がある。
 BfRはベビーフードにおける健康影響の可能性があるアルミニウム含有量を評価した。BfRの意見書のきっかけは乳児用食品中のアルミニウム含有量を測定した英国の研究である。その英国の研究データに加えて、連邦国家の監督官庁により入手可能なベビーフード中のアルミニウム含有量を調べた。
 欧州食品安全機関(EFSA)はアルミニウムの耐容週間摂取量(TWI)を1mg/kg体重としている。乳児用食品中のアルミニウム含量に関する利用可能なデータの分析から、飲料水と混合する粉末の使用も非加熱喫食用の液体の使用も、TWI値に達するか超過する可能性があることが明らかになった。
 しかしながら、TWIに関する毒性学的概念は、TWI値が12週以下の乳児には適用されないため、乳児用食品の健康評価にとっては限られた情報価値を示すだけである。今日まで、乳児用食品によるアルミニウム摂取量が乳児の健康に有害であることを示唆する科学的根拠はない。
 しかしながら、乳児及び未熟児は特に感受性集団であることを考慮し、アルミニウム含有量の非常に低い、少なくともTWIを超過することのない最終製品のみを販売するべきである。
意見書(全16ページ、ドイツ語)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/aluminiumgehalte-in-saeuglingsanfangs-und-folgenahrung.pdf

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.9/2012(2012.05.02)P12~13
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/aluminium-contents-in-infant-and-follow-on-formula.pdf
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