食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03520480309
タイトル チリ農業牧畜局(SAG)、牛結核病に汚染された施設の検疫開始を公表
資料日付 2012年1月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  チリ農業牧畜局(SAG)は1月13日、牛結核病に汚染された牧場の検疫開始を公表した。
 SAGのアルフレッド・フロリック地方局長は、ロス・ラゴス州において75頭の家畜が牛結核病に感染していると発表した。その多くはオソルノ及びジャンキウエ地方の牧場においてであった。
 検疫はSAGが汚染された牧場において行う衛生措置の一つであり、衛生措置は管轄区域のSAGの地方局長が表明する決定により設定される。当該措置は、他の施設への衛生問題の拡散を予防するためのものであるとフロリック局長は述べた。
 地方当局は、当該州において牛結核病に感染した牛は計2
,140頭であることを公表した。検疫の衛生措置は、家畜が完全に健康となり、当該疾病の可能性のある家畜群の検査結果が3回連続して陰性であった時のみ解除される。
 2011年以降、農業省はSAGを介して牛結核病の管理・根絶国家プロジェクトを進めてきた。当該プロジェクトは、酪農、特に乳製品の輸出業への集中した取組みとして、チリの衛生環境の改善を目指すものである。
 SAG当局によると、当該疾病の撲滅は公的・民間の取組みの結果でなければならない。今後17年で当該疾患を根絶するという挑戦の達成のために、国家が乳の生産者及び産業界の取り決め及び協力を要請するのは必須であるとフロリック氏は述べた。
 当該疾病の分布に関して、当該プロジェクトは2つの地区を設定する。
地区1 次の州に位置する牧場:アラウカニア、ロス・リオス、ロス・ラゴス、アイセン、マガジャネス
地区2 チリの残りの州に位置する牧場
 牛結核病は慢性感染症であり、チリにおいては特に乳用牛に感染する。生産の観点においては、肉及び乳の生産において損失を引き起こすため、家畜及び牧畜業に直接的な影響がある。当該疾病はヒトに伝染するため、公共分野においても影響がある疾病である。
 また、牛結核病は動物由来食品の輸出を制限することになるため、乳製品及び加工品の国際取引における競争力の1要素と考えられる。
 検疫をうける牧場の所有者及び代表者が実行すべきことは以下のとおり。
1. 家畜の登録申請をSAGに提出し、牧場に存在する牛の情報を更新する。
2. すべての家畜を個体識別タグ(Dispositivo de Identificacion Individual Oficial:DIIO(黄色の耳標))で識別し、初回の場合は、識別した家畜の全リストをSAGに提出する。初回ではなく、既にSAGに登録がある場合は、新たに識別した家畜のみをSAGに報告しなければならない。どちらの場合も、牧畜業者は家畜個別識別用紙を使用しなければならない。
3. 信用のある獣医師の指導で作成し、SAGの公式獣医師に認可された、30日間の健全化計画をSAGに提出する。牧畜業者が信用ある獣医師の指導を受けられない場合は、SAGが計画の作成を援助する。牛結核病の管理及び健全化の計画の実施はSAGが決定する。
4. 検疫が行われる間、牧場を出るすべての陽性及びリスクに暴露された家畜の最終目的地は、SAGの衛生検査の行われると畜場のみでなければならない。陽性及びリスクに暴露された、いかなる家畜の牧場からの移動も、SAGに許可を申請しなければならない。
5. 牛結核病検査で陽性の結果が出たすべての牛は、陽性動物識別タグ(Dispositivo de Identificacion de Animal Reaccionante:DIAR(赤の耳標))で識別する。
地域 中南米
国・地方 チリ
情報源(公的機関) チリ農業牧畜省(SAG)
情報源(報道) チリ農業牧畜局(SAG)
URL http://www.sag.gob.cl/OpenNews/asp/pagDefault.asp?argInstanciaId=1&argNoticiaId=1210&argEdicionId=11
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