食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03510120475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン(PDP)(E1413)を新開発食品成分(NI)として認可の審査をした英国当局の最初の評価報告書について意見書を提出
資料日付 2012年1月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン(PDP)(E1413)の新開発食品成分(NI)としての市場流通認可に関する英国当局の最初の評価報告書について、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)からレビューの要請を受けて2011年11月15日付けで意見書を提出した。
 PDPは化学修飾によって得られた難消化性デンプンである。
 PDPは現在、quantum satis原則(原則として上限値なしで充分量、必要量を投与できる、使用できる)で使用できる認可食品添加物リストに登録されている。
 NIは認可された食品添加物であり、英国当局は毒性リスクが発生することは先ずないと考えている。しかし、消費量は添加物よりもかなり多く、また当該NIを含む食品は対象である子供や成人に広く消費される。
 英国当局は、化学的に修飾したデンプンであるので、当該NIは他のクラスの難分解性デンプンと同じようには大腸菌叢によって発酵しないとしている。この消化性の低さのために、RS(レジスタントスターチ)タイプ4(訳注:化学変成スターチ)のデンプンの殆どは結腸にまで届きそこで発酵する。したがって、消費者集団毎に、特に低年齢児童について、このデンプンを摂取したことによる結果を予測することは難しい。英国当局は、当該NIを含む全ての食品に子供の摂食に関する特別な表示が必要であると結論づけている。
 ANSESは、英国当局による、当該NIは他のクラスの難分解性デンプンと同じようには大腸菌叢によって発酵しないという意見には反対である。実際、当該NIを摂食後にタイプ4の難分解性デンプンが結腸にまで届き、そこで発酵するということを確認できない。
 NIのタイプ4の形で難消化性デンプンのみを摂取するとした幾つかの研究論文では有害作用が明らかにならなかったことを考慮し、ANSESは、子供用を含め、提案の「食物の消化管通過に障害を引き起こすことがある。」という表示を付しての当該NIの市場流通認可に関する肯定的意見については英国当局と同意するものである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/NUT2011sa0258.pdf
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