食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03240380149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食用魚油の酸敗など食品衛生に関する科学的意見書を公表
資料日付 2010年10月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月26日、食用魚油の酸敗など食品衛生に関する科学的意見書(2010年10月21日に採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本文書で、バルク貯槽製品として得られる食用魚油の生産チェーンまでにおける食品衛生及び酸敗についての評価が行われた。そのまま消費者に販売されるカプセルやその他の消費者向けパッケージ品、あるいは、最終製品は(訳注:評価対象に)含まれない。本文書の範囲において、食用精製魚油のバルク貯槽中における化学的ハザードの可能性は酸化物のみによって示される可能性がある。
2. 精製魚油の製造プロセスには、高温(90~95°C及び最高180°C)での反復加熱、並びに、アルカリ又は酸処理及び水相除去など一般的にいくつかの過程が含まれ、それらによって生物学的な食品安全リスクが無視できるレベルに低減される。バルク貯槽の魚油における脂質の酸化は、酸素に暴露しない状態での冷暗貯蔵及び酸化防止剤の添加によって防止できる。
3. 現時点における利用可能な知見に基づくと、食用魚油の酸敗に関するハザードの定性的あるいは定量的リスク評価を行うことはできない。60mg 総揮発性塩基性窒素(TVB-N)/100g全魚体の基準は、科学的根拠に基づいたものではない。食用魚油製造の原料の鮮度評価には、官能評価が推奨される。現時点において、過酸化物価及びアニシジン値を測定する方法がバルク魚油の酸敗測定の最も信頼性の高い化学的方法である。現在の知見では、多種多様な精製魚油の過酸化物価及びアニシジン値の許容できる最大値を設定及び推奨することはできない。
4. 固有の揮発性酸化物質の測定可能なガスクロマトグラフィー法を標準化し、実施することが望ましい。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1874.pdf
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