食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03050320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分マラチオンのリスク評価のピアレビューに関する結論(2009年7月17日付け再作成)を公表
資料日付 2009年8月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月4日、農薬有効成分マラチオンのリスク評価のピアレビューに関する結論(2009年7月17日付け:118ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 当該成分は前回の結論(2006年)に基づき、委員会決定2007/389/ECでポジティブ・リストから除外された。その後、同リストへの記載を求める申請者が追加データを加えて申請書類を再提出した。提出書類には、確認された懸念 (遺伝毒性の可能性が排除できない不純物イソマラチオンの農薬原体中における存在、消費者暴露、哺乳類の長期間リスク) に関する追加データが含まれている。
 ラットの長期試験から得た無毒性量(NOAEL)29mg/kg体重/日に、不純物であるイソマラチオンの含有量にバラツキがあることからイソマラチオンの含有濃度0.2%を基準に考えて、安全係数1000を用いて一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)を0.03mg/kg体重/日に設定した。急性参照用量(ARfD)は以下のように2種類設定した。
 ウサギ発生毒性試験の無毒性量(NOAEL)25mg/kg体重/日及び最小毒性量(LOAEL)50mg/kg体重を根拠に安全係数100で除して、ARfDを0.3mg/kg体重/日に設定した。イソマラチオン含有濃度0.24%のマラチオンを用いたヒト経口投与試験を根拠に、マラチオン中のイソマラチオン含有濃度0.2%の規格に対する安全係数10を用いて2番目のARfDを1.5mg/kg体重に設定した。
 入手可能のデータを基に推定した消費者暴露量は、ADI及びARfDの10%以下であり、今回の暫定的な評価において不確実性があるものの、申請されたいちごにおけるマラチオンの使用は、安全マージンが十分あるとした。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/praper_concl_sr_333_malathion_en.pdf
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