食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02901250188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、自閉症児童用グルテン及びカゼイン抜き食事療法の有効性及び無毒性に関する報告書を公表(71ページ) |
資料日付 | 2009年6月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、広汎性発達障害(PDDまたは自閉症及び類似症候群)の児童用グルテン及びカゼイン抜き食事療法の有効性及び無毒性について自ら評価を実施し、2009年4月1日付けで報告書を公表した。 Groupe Francophone de Gastro-enterologie et de Nutrition Pediatriques(仮訳:フランス小児栄養消化器学会)が、この食事療法を試したいと希望する、及び既にこの食事療法を行っている自閉症患者の家族が非常に増加していることを認識し、評価申請したことを受けたものである。 論文調査を実施し、200を超える論文を精査した結果、 1. 現在の科学的データではグルテン及びカゼイン抜きの食事療法が自閉症の症状改善に有利な影響を及ぼすと結論することはできない 2. この食事療法が短期、中期又は長期的に有害影響がないと断言することは不可能である 3. このタイプの食事療法を有効とする間接的論拠(エクゾーフィン過剰、異常ペプチド尿(peptidurie anormale)、関連消化器疾患)はその有効性が確認された事実によって裏付けされたものではない 4. 従って、このタイプの食事療法を治療手段としてその利用を促す適正な理由がない 5. 医療者は、患者児童の家族とこの件についてオープンに話し合うため自閉症に使用する代替医療の本質をよく知らなければならない。代替医療の知見を持つことは情報が必要な患者家族の要望に一部応えることができ、代替医療を行うことになった場合でも(患者が)医師の診察を受けず代替医療に走ることを避けることができるであろう(米国小児科学会American Academy of Pediatrics , 2001) と結論づけた。 目次 1. 序 1.1 背景 1.2 自閉症:定義、原因、治療法 1.3 診断ツール及び自閉症児童症状変化評価 1.4 通常の自閉症治療及び代替医療、及び患者家族の視点 2. 自閉症の制限食事療法有効性評価 2.1 自閉症の制限食事療法の起源 2.2 自閉症患者のグルテン及びカゼイン抜き食事療法効果に関する科学文献 3. 自閉症の制限食事療法無害性評価 3.1 自閉症患者児童の不規則な食生活及び栄養状態 3.2 グルテン及びカゼイン抜き食事療法をしている自閉症患者児童の食生活と栄養状態 4. グルテン及びカゼイン抜き食事療法の間接的論拠について 4.1 モルヒネ様ペプチド:原因と生物学的効果 4.2 自閉症、消化不良及び腸粘膜透過性変化 5. 結論 5.1 自閉症のグルテン及びカゼイン抜き食事療法の有効性と無害性 5.2 グルテン及びカゼイン抜き食事療法の間接的論拠について 6. 参考文献 付属書-1 ~ -5 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/NUT-Ra-Autisme.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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