食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200570149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新19:2023年9月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメントを公表
資料日付 2024年1月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月11日、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新19:2023年9月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメント(34ページ、2023年12月6日採択、doi: 10. 2903/j.efsa. 2024.8517)を公表した。概要は以下のとおり。
 安全性適格推定(Qualified Presumption of Safety: QPS)プロセスは、食品又は飼料チェーンでの使用を意図する微生物に関する安全性評価アプローチを提供するために開発された。このQPSアプローチは、分類学的同一性、関連知識体系及び安全上の懸念に関する各分類単位(TU: Taxonomic Unit)の公表データの評価に基づく。あるTUに関し特定された安全上の懸念は、可能であれば、種/株又は製品レベルで確認され、「条件(qualifications)」により反映される。
 当該ステートメントの対象期間において、過去に推薦されたQPS TUのステータスを変更するような新たな情報は見つからなかった。
 2023年4月から9月までの期間にEFSAに届出された71件(飼料添加物として30件、食品用酵素又は食品添加物として22件、新食品として7件、植物保護製品(PPP)として12件)の微生物のうち、61件は以下の理由で評価されなかった:26件は糸状菌であったため、1件はEnterococcus faeciumであったため、5件はEscherichia coliであったため、1件はバクテリオファージであったため(これらはすべてQPS評価の対象外)、また28件は既にQPSステータスを有するTUであったため。
 その他の10件の届出(9つのTUに属する)はQPSステータスの可能性について評価された。Ensifer adhaerens及びHeyndrickxia faecalisは、食品及び/又は飼料チェーンにおけるこれらの存在についての知識体系が限られるため、Burkholderia ubonensisは抗菌活性を有する生物学的活性化合物の産生能を有するため、Klebsiella pneumoniae、Serratia marcescens及びPseudomonas putidaは安全上の懸念のため、QPS推薦を得られなかった。K. pneumoniaeは今後のQPS評価から除外される。Chlamydomonas reinhardtiiは「生産目的に限る」条件付きでQPSステータスに推薦された。Clostridium tyrobutyricumは「毒素原性に関する遺伝的決定因子が不在である」条件付きでQPSステータスに推薦された。Candida oleophilaはYarrowia lipolyticaのシノニムとして(QPSリストに)追加されている。当該パネル(BIOHAZパネル)は遺伝子組換え株に関するQPSステータスの拡大について明確化した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8517