食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06200250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus subtilis BABSC株由来食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年1月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月12日、遺伝子組換えBacillus subtilis BABSC株由来食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2023年12月5日採択、PDF版12ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8508)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼ(4-α-D-グルカンα-マルトヒドロラーゼ、EC 3.2.1.133)は、遺伝子組換えBacillus subtilis BABSC株を用いて、Advanced Enzyme Technologies Ltd.により生産される。
 安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))の要件は満たされていない。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しない。
 当該食品用酵素は、焼成工程、及び、グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用のデンプン加工工程にて使用されることが意図されている。
 残留する総有機固形物(TOS)は除去されるため、食事性ばく露はグルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用のデンプン加工工程に対しては算出されていない。焼成工程に対しては、欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.101 mg TOS/kg体重と推定された。
 申請者から毒性学的試験は提供されていない。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、呼吸器系アレルゲンとの一致が件検出された。一致したアレルゲンは、呼吸器系職業性アレルゲンとして知られるAspergillus oryzae産生α-アミラーゼ、Asp o 21である。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 当該産生株を完全に特性決定するための適切なデータが存在せず、CEPパネルは、意図された使用条件下における当該食品用酵素の安全性に関して結論することができない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8508