食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05970170108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、クロルピリホスへのばく露を低減するための取り組みを継続すると公表
資料日付 2022年12月14日
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分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は12月14日、クロルピリホス(chlorpyrifos)へのばく露を低減するための取り組みを継続すると公表した。概要は以下のとおり。
 EPAは、殺虫剤クロルピリホスを含有する3種類の製品の取消意向通知(notice of intent to cancel、NOIC)を発行し、また一部のクロルピリホス登録者から提出された自発的要求の受領通知を発行し、14件のクロルピリホス農薬登録を取消し、3件のクロルピリホス農薬登録の食品使用を終了する。
 これらの措置は、先日のクロルピリホスの残留基準値(食品で許可される農薬の量)の取り消しと一致する、食品へのクロルピリホスの使用を中止するためのEPAによる最新の取り組みである。クロルピリホスは、ある酵素を阻害して神経毒性を引き起こすことが明らかとなっており、これには小児における潜在的な神経発達への影響が含まれる。この取り消しの結果として、クロルピリホスは食品への使用又は登録ができなくなり、クロルピリホスを使用した食品は、品質不良の食品(adulterated food)となる。
 かつて、有機リン系殺虫剤であるクロルピリホスは、大豆、果樹及び木の実、ブロッコリー、カリフラワー、並びにその他の生鮮作物を含む多種多様な農作物に使用されてきた。2012年から2018年までのデータに基づくと、食品用途の中止はクロルピリホスの総使用量の95%以上を占めた。加えて、当該殺虫剤はこれらの措置の影響を受けない非食品用途で使用されている。
 本件に関する官報のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
・クロルピリホス:農薬登録取消し意向通知(12月14日付け)
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2022-12-14/pdf/2022-27130.pdf
・クロルピリホス:特定の農薬登録を自発的に取り消し、特定の用途を終了/修正するために登録を修正する要求の受領通知(12月13日付け)
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2022-12-13/pdf/2022-27024.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/pesticides/epa-continues-work-reduce-chlorpyrifos-exposure