食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05900420149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、L-メチル葉酸カルシウム及び(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩の食事性葉酸当量への換算に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2022年8月24日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月24日、L-メチル葉酸カルシウム(calcium L-methylfolate)及び(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩((6S)-5-methyltetrahydrofolic acid , glucosamine salt)の食事性葉酸当量(dietary folate equivalents)への換算に関する科学的意見書(2022年6月30日採択、56ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7452)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)は、L-メチル葉酸カルシウム及び(6S)-5-メチルテトラヒドロ葉酸グルコサミン塩(以下総称して5-MTHF)の食事性葉酸当量(DFE)への換算に関する科学的意見書を提出するよう依頼された。 系統的なレビューを行い、意見書の結論は、400 μg/日未満の摂取量の成人における1件の介入試験及び400 μg/日以上の摂取量の成人における3件の介入試験に基づいている。400 μg/日未満の摂取量において、葉酸(FA)は摂取量と状態のバイオマーカーの反応に線形の関係があると想定され、5-MTHFに対するDFE換算係数を導出するのに適切な比較対象(comparator)である。葉酸に対する係数と同じ係数を、400 μg/日未満の摂取量に関する5-MTHFのDFEへの換算に使用することが提案される。強化食品の摂取により当該摂取量レベルを超えることは考えにくいため、天然の葉酸(NF)に対する換算係数1.7は400 μg/日未満を供給する食品に添加される5-MTHF及び食品サプリメントに対して適用可能である。400 μg/日において5-MTHFは葉酸よりもバイオアベイラビリティが高いため、400 μg/日以上に対して換算係数2が提案される。 導出されたDFEの方程式は、400 μg/日未満の摂取量を供給する強化食品及び食品サプリメントに対してDFE=NF+1.7×FA+1.7×5-MTHF、及び400 μg/日以上の摂取量を供給する食品サプリメントに対してDFE=NF+1.7×FA+2.0×5-MTHFである。本評価はL-メチル葉酸カルシウム及び5-MTHFに適用されるが、バイオアベイラビリティに対するカチオンの影響は提案されたDFEの方程式の誤差の範囲内であると考えられる。したがって、提案された方程式は他のカチオンと結合した5-MTHFに対しても適用可能である。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| 情報源（報道） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7452 |