食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05880480149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新16:2022年3月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメントを公表
資料日付 2022年7月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月25日、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物学的因子(microbiological agent)のリストの更新16:2022年3月までにEFSAに通知された分類単位の適格性」と題するステートメント(38ページ、2022年6月15日採択、doi:10.2903/j.efsa.2022.7408)を公表した。概要は以下のとおり。
 安全性適格推定(Qualified presumption of safety: QPS)アプローチは、EFSAの科学パネルの取り組みを支援するため、食品又は飼料チェーンでの使用を意図した微生物の安全性について、定期的に更新される一般的な前評価を提供するために開発された。このQPSアプローチは、分類学的同一性、関連知識体系、安全上の懸念及び薬剤耐性の存在に関する各因子の公表データの評価に基づく。ある分類単位(TU: Taxonomic Unit)において特定された安全上の懸念は、可能であれば、種/株又は製品レベルで確認され、「適格性(qualifications)」により反映される。
 当該ステートメントの対象期間において、過去に推薦されたQPS TUのステータスを変更するような新たな情報は見つからなかった。2021年10月から2022年3月までの期間にEFSAに届け出された50件の微生物のうち、以下の41 件は評価されなかった:糸状菌10件、Enterococcus faecium 1件、Clostridium butyricum 1件、Escherichia coli 3件及びStreptomyces属菌 1件(これらはQPS評価から除外されているため評価されず)、及び既にQPSステータスを有する25のTU。
 7つのTUに対応する9件の届出が評価された。これらのうち4つのTU(Streptococcus salivarius、Companilactobacillus formosensis、Pseudonocardia autotrophica及びPapiliotrema terrestris)は初めて評価された。その他の3つのTU(Microbacterium foliorum、Pseudomonas fluorescens及びEnsifer adhaerens)は再評価された。これらのTUのいずれもQPSステータスに推薦されなかった。E. adhaerens、M. foliorum、C. formosensis及びP. terrestrisは知識体系が限られるため、S. salivariusは菌血症及び様々な病気につながる全身性感染を引き起こす能力のため、P. autotrophicaは知識体系の欠如及び産生する可能性のある生物活性化合物の安全性に関する不確実性のため、P. fluorescensは潜在的な安全上の懸念のため推薦されなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2022.7408