食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05820110149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Collariella gracilis AE-DX株由来の食品用酵素デキストラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年5月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2022年5月3日、Collariella gracilis AE-DX株由来の食品用酵素デキストラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 食品用酵素デキストラナーゼ(6-α-D-グルカン 6-グルカノヒドロラーゼ、EC 3.2.1.11)は、Amano Enzyme社により非遺伝子組換えCollariella gracilis AE-DX株を用いて生産される。当該食品用酵素は、生産に使用された菌株をいっさい含まない。当該食品用酵素は、テンサイとサトウキビからの精製糖の生産に使用することが意図されている。総有機固形物(total organic solids (TOS))の残留物は、精製糖の生産における結晶化で除去されるため、摂食由来のばく露は精製糖に対しては考慮する必要はない。しかし、精製糖の副産物であるテンサイの糖蜜とサトウキビシロップは、フードチェーンに入る可能性がある。推奨される最大使用レベルに基づいて、摂食由来のばく露量は、未精製の糖の摂取を通して最大で0.39 mg TOS/kg体重/日と推定された。遺伝毒性試験は、安全性への懸念を示さなかった。全身毒性は、ラットにおける90日間反復経口投与毒性試験により評価した。パネル(※訳注 食品接触材料、酵素及び加工助剤に関するパネルFood Contact Materials
, Enzymes and Processing Aids (CEP))は、最小毒性量(LOAEL)は最小用量の940.5 mg TOS/kg体重/日であると特定し、推定摂食由来ばく露量と比べ、ばく露マージン(MOE)は800より大きいことを特定した。当該食品用酵素と既知のアレルゲンのアミノ酸配列の類似性を調べても、合致するものはなかった。CEPパネルは、意図した使用条件下で、当該食品用酵素の摂食由来のばく露によるアレルギー感作及び誘発(elicitation)反応のリスクは除外できないが、そのような反応の起こる可能性は低いと見なした。CEPパネルは、提供されたデータに基づき、意図した使用条件下では当該食品用酵素は安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7279