食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05740260475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、クロルデコン等の農薬へのばく露に関連する前立腺がんは、今後は職業性疾病として認められると発表
資料日付 2021年12月22日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月22日、クロルデコン等の農薬へのばく露に関連する前立腺がんは、今後は職業性疾病として認められると発表した。概要は以下のとおり。
 12月22日に官報に掲載されたデクレ(政令)により、クロルデコン等の農薬へのばく露に関連する前立腺がんは、今後は職業性疾病として認められるようになった。
 農薬へのばく露に関連した前立腺がんに関する職業性疾病表が農業部門に創設された。この表により、農薬にばく露した農業従事者のために支援の可能性を完全かつ容易にできるようになり、クロルデコンへのばく露に関連した前立腺がんを認めることも可能になる。
 ANSESは2021年7月、アンティル諸島に特有の状況に関連したクロルデコンに焦点を当て、農薬への職業性ばく露に関連する前立腺がんに関する科学的評価の結論を公表した。当該評価は、農薬へのばく露と前立腺がんの発症との間に関連性がある可能性が高いと結論付けた。ANSESは同庁ホームページの記事(※訳注:2021年7月2日付の記事)で、「展開されたすべての科学的データが、職業性疾病表の作成を支持するものである」と強調していた。
 なお、フランス公衆衛生局によると、グアドループ諸島及びマルティニーク島の成人人口の90 %以上がクロルデコンに汚染されており、アンティル諸島の人々は前立腺の罹患率が世界でも非常に高いという。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/pesticides-les-cancers-de-la-prostate-reconnus-comme-maladie-professionnelle