食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05670260505 |
タイトル | スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、スイスで動物の治療目的で販売された抗生物質の総量が2020年も減少したことを公表 |
資料日付 | 2021年7月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は7月28日、スイスで動物の治療目的で販売された抗生物質の総量が2020年に再び減少したことを公表した。概要は以下のとおり。 獣医学分野の抗生物質の販売に関する年次報告書によると、スイスで動物の治療目的で販売された抗生物質の総量は2020年に再び減少した。前年比では、抗生物質の総量は約4%、他の抗生物質が効かなくなった局面でのみ使用すべき抗生物質については約9%減少した。しかし、薬剤耐性は依然として克服すべき課題である。 スイスの獣医師に販売された抗生物質の量は2011年の60 ,000 kgから2020年の29 ,000 kgへと、過去10年間で半分以上(52%)の減少が見られる。抗生物質の販売が継続して減少していることは、獣医師がこの問題をよく認識していることを示している。 抗生物質の販売量は減少しているとは言え、抗生物質の適切な使用を促すための努力は引き続き必要である。抗生物質の販売総量は、最終的にどのように使用されるかを示すものではない。 そのため、2019年1月1日から獣医学分野の情報システム(SI ABV)が導入され、獣医師による抗生物質の処方の登録が義務付けられている。このデータは現在評価中で、これにより問題点を特定し、的を絞った措置を講じることができる。 薬剤耐性の変化を監視するために、スイスでは欧州連合(EU)と同様に健康な家畜の検査を実施している。2020年には、食肉処理場の鶏肉と小売店の家きん肉を主成分とした製品からサンプルが採取された。その結果、薬剤耐性の状況は2018年と同様で、他の抗生物質が効かなくなった局面でのみ使用すべき抗生物質の耐性については一部低下していることが明らかになった。 連邦評議会は、薬剤耐性の拡大という問題に連携して立ち向かうために、薬剤耐性に対するスイス国家戦略(StAR)を採用した。BLVはこのテーマについて、抗生物質の販売に関する全データをまとめたARCH-Vet報告書を毎年発行している。 最新のARCH-Vet報告書(フランス語)は以下のURLから入手可能。 https://www.blv.admin.ch/dam/blv/en/dokumente/tiere/tierkrankheiten-und-arzneimittel/praevention/arch-vet-bericht-antibiotika-vertrieb-2020.pdf.download.pdf/ARCH-vet_von%202020_FINAL_FR_2021.pd |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スイス |
情報源(公的機関) | スイス連邦食品安全獣医局(BLV) |
情報源(報道) | スイス連邦食品安全獣医局(BLV) |
URL | https://www.blv.admin.ch/blv/fr/home/dokumentation/nsb-news-list.msg-id-84555.html |