食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05650680149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのセチル化脂肪酸の安全性を評価した科学的意見書を公表
資料日付 2021年7月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月21日、規制(EU) 2015/2283に準拠した新食品としてのセチル化脂肪酸の安全性を評価した科学的意見書を公表した(5月26日採択、PDF版14ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2021.6670)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養、新食品及び食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、規則(EU) 2015/2283に準拠した新食品としてのセチル化脂肪酸に対する申請に関し、科学的意見を表明するよう求められた。
 当該新食品は、セチルアルコール(1-ヘキサデカノール及びパルミチルアルコールと同義、CAS番号: 36653-82-4)、及び、脂肪酸(主として、ミリスチン酸(CAS番号: 544-63-8)、オレイン酸(CAS番号: 112-80-1))から生成されるエステルであるセチル化脂肪酸(約83%)から構成される化合物である。また、精製オリーブオイル(CAS番号: 8001-25-0)に含有される他の脂肪酸(リノール酸やパルミチン酸等)のエステル化に由来する他のセチル化脂肪酸も少量含有され、約17%はトリグリセリド類である。当該新食品は、一般成人集団向けの食品サプリメント中での使用が意図されている。
 ラットを用いた亜慢性毒性試験で試験された最高用量である1日あたり4
,500mg/kgは、無毒性量であると見なされた。EFSA科学委員会提案のデフォルトの不確実係数200を適用し、成人対象集団のデフォルト体重70kgを考慮すると、1日あたり1.6gの摂取量が導出され、この値は申請者提案の最大摂取量(1日あたり2.1g)を下回る。
 NDAパネルは、当該新食品・セチル化脂肪酸は、意図された対象集団、即ち、成人に対し、1日あたり1.6gの摂取量において安全であると結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6670