食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05650370314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品及び化学物質のエクスポソームのリスク評価のための前向き全混合物アプローチに関する論文を紹介 |
資料日付 | 2021年7月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月、食品及び化学物質のエクスポソームのリスク評価のための前向き全混合物アプローチに関する論文を紹介した。概要は以下のとおり。 複数の化学物質の混合物(特に、食品、医薬品及び洗浄剤に由来するもの)への継続的かつ慢性的なばく露が懸念される。論文では、ばく露の可能性及び潜在的な健康影響を特定、評価及び規制するためのプロアクティブな併用法によるアプローチが提示されている。 広く使用されている化学物質の多くは、食事を含む複数のばく露源に由来する、ヒトにおける遍在的なばく露に繋がる。 代替手法及びコンセプトが確立されていないことを理由に、法律は、単一の物質に関する毒性学的評価での対応が主流である。また、明確になっている狭い領域内での対応であり、欧州連合(EU)だけでも40を超える特化した規則が適用される。 更に、化学物質の混合物及びそれらがヒトの健康影響となる可能性に関する評価分析を巡る調査研究の大半及び構想の多くは、後ろ向き研究に依存している。 当該論文では、ヒトの健康に影響する混合物について、特定、評価及び規制に関する前向きのアプローチを提案している。取り上げられているのは毒性学の2つの特徴的な側面(どの化学物質が実際に一緒に存在するのか、及び、混合物が関連する健康影響の可能性はどのように予見可能か)であり、エクスポソーム上の適合されたコンセプト及び大規模なハザード範囲が用いられている。 複合ばく露の可能性について、手法に基づく実験という新たなアプローチと共にプロアクティブに適応することは、ハザードが見落とされた可能性があり規制措置が必要な場合に、ヒトの健康影響が関連する物質及び混合物を特定するタイムリーかつ実行可能な方法であると考えられる。 著者らは、特定された混合物に特有のリスクに関して評価を行うために、特定の消費者集団に関する複合ばく露パターン(ライフスタイル及び食生活による)が得られれば理想的であると考える。 当該論文「食品及び化学物質のエクスポソームのリスクに関する評価のための前向き全混合物アプローチ(A prospective whole-mixture approach to assess risk of the food and chemical exposome)」(Nature Foodに2021年7月15日公表)の抄録は以下のURLから入手可能。 https://doi.org/10.1038/s43016-021-00316-7 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | https://www.bfr.bund.de/en/a_prospective_whole_mixture_approach_to_assess_risk_of_the_food_and_chemical_exposome-278242.html |