食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05560130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、てんさいの根中のアゾキシストロビンに関するインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2021年2月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月18日、てんさいの根中のアゾキシストロビン(azoxystrobin)に関するインポートトレランスの設定に関する理由を付した意見書(2021年1月8日承認、29ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2021.6401)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、Syngenta Crop Protection社はオーストリアの管理当局に対し、てんさいの根中の有効成分アゾキシストロビンに関するインポートトレランスを設定するよう申請書を提出した。
 申請を裏付けるデータはてんさいの根に関する最大残留基準値(MRL)を導出するのに十分であった。しかしながら、加工食品中の残留物をモニタリングする観点で同規則付属書VI(※注)に関する頑健な加工係数が導出できなかった。
 0.01mg/kgのバリデーションがとれた定量限界(LOQ)で、植物及び動物食品中のアゾキシストロビンの残留物を管理するための適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは報告された農業生産管理に従ったアゾキシストロビンの使用の結果生じる残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康に対してリスクを生じることは考えにくいと結論した。
EFSAによるMRLの改正案は以下のとおり。
品名         現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
てんさいの根       0.2           5            
(※注)欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005付属書VI:特定の加工及び(又は)混合作業、並びに特定の加工及び(又は)複合的な食品に関する具体的な濃縮又は希釈係数が収載されている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6401