食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05540320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、動物衛生法のカテゴリーA疾病(アフリカ豚熱)の管理措置の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2021年1月31日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月31日、動物衛生法のカテゴリーA疾病(アフリカ豚熱)の管理措置の評価に関する科学的意見書(82ページ、2020年12月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAは、欧州委員会から動物伝染病(transmissible animal diseases)に関する規則(EU) 2016/429(動物衛生法)に基づくカテゴリーAリスト(※訳注)に含まれる疾病に対するいくつかの管理措置の有効性を評価する要請を受けた。本意見書はこれらの評価予定の管理措置に関する一連の意見書の一つであり、アフリカ豚熱(ASF)に対する管理措置の評価を対象としている。
 本意見書では、以下の項目の有効性に関し、EFSAと動物衛生及び動物福祉に関する科学パネル(AHAWパネル)の専門家によるレビューが行われた。(i)臨床及び検査機関のサンプリング手順、(ii)モニタリング期間、(iii)保護及び監視区域の最小半径、並びにこれらの区域で措置を適用すべき最短期間。この一連の意見書に用いられる一般的な方法論は別に公表されているが、本意見書では、ASFの検査機関のサンプリング手順の評価に用いられたモデルの具体的な詳細について提示している。また、保護及び監視区域の最小半径の評価に使用された伝播カーネル(transmission kernel)についても説明している。これらの評価しなければならない管理措置に関する複数のシナリオは、評価開始に先立って設計され、合意された。
 要約すると、ASFの診断マニュアルに記載されている複数のサンプリング手順は効果的でないと判断され、これらを除外する又はより効果的な手順に置き換える提言がなされた。モニタリング期間は複数のシナリオにおいて効果的でないと評価され、感染した可能性のある群の検出を確実にするためにより長いモニタリング期間が提案された。監視区域は、感染施設に由来する感染の95%を包含することが実証され、効果的であると判断された。評価されたシナリオごとに示された提言は、欧州委員会がASFに関連した今後の法案を起草する際、また、妥当な臨時要請を行うための支援を目的としている。
(※訳注)同規則第9条第1項(a)で言及される、欧州連合(EU)内で通常発生せず、検出され次第直ちに根絶措置を実施しなければならない疾病が記載されたリスト(同規則附属書II)。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6402