食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05520240475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、一部のグリホサート製剤は生殖前のマスの免疫機能を低下させる可能性があるという研究結果を公表 |
資料日付 | 2020年12月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は12月10日、一部のグリホサート製剤は生殖前のマスの免疫機能を低下させる可能性があるという研究結果を公表した。 ANSESの研究者は、4歳のニジマスを単独のグリホサート及び市販の2種のグリホサート製剤へ10か月ばく露させた場合の影響について調べた。グリホサートの濃度は自然界に存在する濃度に相当し、約1μg/Lであった。脂肪率、生殖成功率、代謝には大きな変化は見られなかった。しかし、産卵の2か月前、免疫に関与する白血球であるマクロファージの割合が、1種のグリホサート製剤にばく露されたマスにおいて70%減少した。また、免疫応答の一種である食作用が、グリホサート製剤にばく露されたマスにおいて35%減少した。この作用は単独のグリホサートにばく露されたマスでは見られなかったことから、製剤に含まれる補助剤も関与していると考えられる。追加の試験によって魚の感染防御能力を評価し、免疫の低下について更に調べる予定である。グリホサート単独又は市販の製剤の作用については、ばく露された親の子孫についても評価する予定である。 当該論文は下記URLから入手可能。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166445X20304379 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/certains-produits-%C3%A0-base-de-glyphosate-pourraient-diminuer-l%E2%80%99immunit%C3%A9-des-truites-avant-la |