食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05500320149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品と飼料としての利用及び輸入と加工を目的とする、遺伝子組換え昆虫耐性及び除草剤耐性ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6の認可に関する科学的意見書を公表
資料日付 2020年11月20日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、11月20日、規制(EC)No 1829/2003に従いDow Agrosciences LCCにより提出された、食品と飼料としての利用及び輸入と加工を目的とする、遺伝子組換え昆虫耐性及び除草剤耐性ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6の認可申請EFSA-GMO-NL-2016-132に関する科学的意見書を公表した(採択10月15日、PDF版37ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6302)。概要は以下のとおり。
 ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6は、特定の鱗翅目害虫に対する保護、及び、2
,4-ジクロロフェノキシ酢酸及びその他の関連フェノキシ系除草剤、グリホサート系除草剤、グルホシネートアンモニウム系除草剤に対する耐性を付与することを目的として作出された。遺伝子組換え生物(GMO)に関するパネルは、既に2系統の単一ダイズイベントを評価し、安全上の懸念を特定していない。
 各単一ダイズイベントに関して、それらの安全性に対する当初の結論の変更に繋がる新たなデータは特定されない。分子特性決定、比較分析(農学的・表現型的・成分組成特性)、及び、毒性学的評価、アレルゲン性評価、栄養学的評価の結果から、単一ダイズイベントの統合及び2イベントから成るスタックダイズにて新たに発現するタンパク質は、食品と飼料の安全性上の懸念及び栄養学的懸念を提起しないことが示される。
 発芽可能なダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6の種子が偶発的に環境に放出されても、ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6は環境安全性上の懸念を提起しない。
 市販後の環境モニタリング計画及びその報告間隔は、ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6の意図された用途に則している。
 結論として、GMOパネルは、本申請にて記述されているとおり、ヒトの健康、動物衛生、及び、環境に対する潜在的影響に関し、ダイズDAS-81419-2×DAS-44406-6は、従来栽培品種及び試験された非遺伝子組換えダイズ参照品種と同等に安全であると考える。
(訳注)
「導入遺伝子:遺伝子源:遺伝子産物:遺伝子機能」の順に記載。
1. aad-12:Delftia acidovorans:アリールオキシアルカノエート ジオキシゲナーゼ12(AAD-12)タンパク質:2
,4-D系除草剤成分の側鎖分解の触媒
2. 2mepsps:Zea mays:5-エノールピルビルシキメート-3-リン酸合成酵素(二重変異体バージョン):結合親和性の低下によるグリホサート系除草剤耐性の増強
3. pat:Streptomyces viridochromogenes:ホスフィノトリシンN-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)酵素:アセチル化によるグルホシネート(ホスフィノトリシン)系除草剤の除草活性の排除
4. cry1Ac:Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki株HD73:Cry1Acデルタ-エンドトキシン:中腸内層の選択的損傷による鱗翅目昆虫耐性の付与
5. cry1F:Bacillus thuringiensis var. aizawai: Cry1Fデルタ-エンドトキシン:中腸内層の選択的損傷による鱗翅目昆虫耐性の付与
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6302