食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05480270149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ブラジルナッツに関連した複数国にわたるSalmonella Typhimurium及びS. Anatumの集団感染に関する合同評価書を公表 |
資料日付 | 2020年10月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は10月23日、ブラジルナッツに関連した複数国にわたるSalmonella Typhimurium及びS. Anatumの集団感染に関する合同評価書(19ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 2019年8月1日以降、Salmonella Typhimurium ST19とS. Anatum ST64による複数国にわたる集団感染が、欧州連合3か国、英国及びカナダで発生している。2020年10月20日現在、S. Typhimurium ST19による123症例及びS. Anatumによる1症例が報告されており、内訳は英国105例(S. Anatumの症例を含む)、フランス14例、ルクセンブルク3例、オランダとカナダ各1例となっている。英国での症例対照研究と、英国、フランス及びルクセンブルクでの患者の聞き取り調査から、ブラジルナッツ及びナッツバーが感染源の可能性が高いことが示されている。 英国の加工会社Bで検体採取されたボリビア産のブラジルナッツの2つのバッチは、検査の結果、集団感染株と一致するS. Typhimurium ST19(バッチA)とS. Anatum ST64(バッチB)に陽性であった。これらのブラジルナッツは、ナッツ製品A及びナッツ製品Lの特定のバッチの製造に使用されていた。ブラジルナッツ、ナッツ製品A及びナッツ製品Lは、英国のS. Typhimurium ST19感染患者の疾病のリスク要因として特定された。このブラジルナッツはまた、英国の様々な企業が製造した他のナッツ製品にも使用されており、オーストリアでも1製品で使用されていた。感染源は汚染されたブラジルナッツである可能性が高いが、入手可能なデータからは正確な汚染箇所は特定できていない。2020年8月以降、ナッツ製品の大規模なリコール及び撤去が実施されている。 結論として、当該集団感染は抑制されたと見られ、本件に関連する新たな症例の発生の可能性は低い。しかしナッツ製品は賞味期限が長いことや、管理措置が実施される前に購入された可能性があることから、新たな症例の発生は起こり得る。 ECDC及びEFSAは欧州連合/欧州経済領域及び英国で実施された管理措置の公衆衛生への影響やその成否を監視する。 当該評価書は以下のURLから入手可能。 https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/rapid-outbreak-assessment-salmonella-typhimurium-UI-636UK2020.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1944 |