食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05470150475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、グリホサートとその利用可能な非化学的な代替技術との比較評価の結果を公表 |
資料日付 | 2020年10月9日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月9日、グリホサートとその利用可能な非化学的な代替技術との比較評価の結果を公表した。 ANSESは、政府によるグリホサートを使用しない計画の一環でグリホサートの非化学的な代替技術の評価を実施し、その結果を公表した。 グリホサートの使用は、今後短期的に代替不可能な状況の場合に制限される。今後この制限は、ANSESがグリホサート製剤の販売許可をするために考慮される。 ブドウ栽培、果樹栽培、穀物栽培、林業における使用について評価を実施した。グリホサートの代替技術の実施面や経済面における難点を特定した。 結論は以下のとおり。 ブドウ栽培については、ブドウの木の列の間にグリホサートを使用することを禁止する。草をそのままの状態にしておくか、機械的な除草で代替する。急な坂、段々畑、石の多い土地等に栽培されているか台木の生育地で、機械的な除草が不可能な場合に使用が許可される。グリホサートの使用は年間1ヘクタールあたり最大で450g、1区画あたり20%に制限される(現行の最大使用量と比べて80%削減される)。 果樹栽培については、果樹の列の間にグリホサートを使用することを禁止する。草をそのままの状態しておくか、機械的な除草で代替する。地面に落ちた実(クルミ、シードル用のリンゴ等)、又は房状の作物(ヘーゼルナッツ、小さな果物) の機械的な収穫の場合で、機械的な除草が不可能な場合に使用が許可される。グリホサートの使用は年間1ヘクタールあたり最大で900g、1区画あたり40%に制限される(60%削減)。 穀物作物については、作物と作物の間に農地を耕す間、グリホサートの使用を禁止する(例外を除く)。規制された強制的な措置がある場合は使用が許可される。グリホサートの使用は年間1ヘクタールあたり最大で1 ,080gに制限される(60%削減)。 林業については、切り株を枯らすためのグリホサートの使用を禁止する。非化学的な代替方法を実施しなけらばならない。植林期間のみ森林の整備のために使用が許可される。森林の保育区域、再植林のための種子の生産に使用される土地への使用は引き続き許可される。 非農業地域(工業用地、軍事用地、鉄道、自動車道、空港、送電網、歴史的モニュメントの保全等)でのグリホサートの使用は、特に作業者とこれらのサービス利用者の安全に重大な影響なく、非化学的な方法で完全に代替することはできない。これら様々な状況におけるグリホサートの使用の削減は、販売許可において定められた制限では対処できないが、除草技術の進展を検討する必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/glyphosate-l%E2%80%99anses-publie-les-r%C3%A9sultats-de-son-%C3%A9valuation-comparative-avec-les-alternatives |