食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05460230149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、様々な作物中のホスホン酸カリウムに関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2020年9月21日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月21日、様々な作物中のホスホン酸カリウム(potassium phosphonates)に関する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2020年8月24日承認、37ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2020.6240)を公表した。概要は以下のとおり。
 Tilco-Alginure社等6社は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従って、ドイツ、フランス、ギリシャ及びオーストリアの管理当局に対して、様々な作物中の有効成分ホスホン酸カリウムに関する現行のMRLを改正するために申請書を提出した。
 異なる申請を裏付ける提出データは、評価対象の全作物に関するMRL案を導出するのに十分であった。規制のための適切なバリデーションがとれた0.01mg/kgの定量限界(LOQ)で、評価対象の作物中のホスホン酸カリウムの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 EFSAはリスク評価の結果に基づき、報告された農業生産管理の規定に従ったホスホン酸カリウムの使用から生じる残留物の長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論付けた。消費者リスク評価は目安として見なされ、より現実的な摂取量評価がホセチル(fosetyl)及びホスホン酸塩(phosphonates)のMRLレビューの枠組みにおいて実施される。規制のためのリスク評価において使用するのに適切な信頼できるエンドポイントが提示されている。
EFSAのMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
(1)現行の規制の残留物の定義:ホセチルアルミニウム(ホセチル、ホスホン酸及びそれらの塩類の和をホセチルとして表す)
(2)規制の残留物の定義案:ホスホン酸及びそれらの塩類をホスホン酸として表す
品目     現行MRL mg/kg   MRL改正案 mg/kg
にんにく       2         (1) 30 (2) 20
エシャロット     2         (1) 30 (2) 20


 
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6240