食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05370300301 |
タイトル | 論文紹介:「全国食品サーベイランスにおけるClostridioides difficile、スロベニア、2015~2017年」 |
資料日付 | 2020年4月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance(2020 , 25(16):pii=1900479)に掲載された論文「全国食品サーベイランスにおけるClostridioides difficile、スロベニア、2015~2017年(Clostridioides difficile in national food surveillance , Slovenia , 2015 to 2017)、著者V Tkalec (National Laboratory for Health , Environment and Food , スロベニア)、M Biasizzo (Institute of Food Safety , Feed and Environment , Veterinary Faculty , University of Ljubljana , スロベニア)ら」の概要は以下のとおり。 Clostridioides difficileは重要なヒト及び動物の腸内病原菌である。同細菌と食品の間の関連性を示す報告が増加したため、2015年、スロベニア共和国の管理当局 (UVHVVR)は、全国食品サーベイランスにC. difficileの検査を組み入れた。著者らは、定期的な全国食品サーベイランスの一部として実施された、C. difficileに関する全国規模かつ長期間の検査の経験と結果を報告することを目的とする。 2015~2017年の3年間に、小売の挽き肉及び食肉調製品(meat preparations) (牛、豚及び家きん)の検体が採取された。複数の小売の生野菜、葉物サラダ及び根菜並びに非加熱喫食用サラダについて、2016年及び2017年に検体が採取された。海産物については2017年のみ検体が採取された。 全体として、434検体が調査され、肉検体の336検体中12検体(3.6%)及び生野菜の98検体中6検体(6.1%)にC. difficile汚染が見られた。食品から回収された分離株18株中12株が毒素産生性(toxinotype 0、III、V、XII)であった。分離株は13の異なるPCRリボタイプに属し、PCRリボタイプ001が最も数が多い(5分離株)。サーベイランスによってC. difficile に汚染されている可能性が高まっている複数の種類の食品が明らかにされた。 全国食品サーベイランスの枠組み内で実施された3年間のC. difficile検査によって、低い割合で同菌に汚染された食品があり、またその遺伝子型が多様であることが明らかになった。C. difficileに汚染された食品に関連した同菌の感染リスクは未知であるため、陽性の結果が出た場合においても推奨される対策はなかった。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | Eurosurveillance (2020 , 25(16):pii=1900479) |
URL | https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.16.1900479 |