食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05330530149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する官能的添加物(sensory additive)としてのレモンバーム(Melissa officinalis L.)の葉に由来する水エタノール抽出乾燥物の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2020年2月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月19日、全動物種に使用する官能的添加物(sensory additive)としてのレモンバーム(Melissa officinalis L.)の葉に由来する乾燥させた水エタノール抽出物の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2020年1月28日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 当該エタノール抽出物は、ロスマリン酸を含む(3%以上)ヒドロキシケイ皮酸誘導体を10%以上含有する仕様である。 EFSAの「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、Ames試験に由来するデータに矛盾があることや、レモンバームの葉に由来する抽出物中のフラボノイド類及びその他の化合物の定性及び定量に関する不確実性を考慮し、本評価の対象である添加物の遺伝毒性に関して結論付けることはできなかった。 当該抽出物の特定された構成成分は対象動物種の安全性への懸念とはならないものの、当該抽出物に関する分析は不十分である。適切な解析データ及び安全性データがないことに鑑み、同パネルは、当該添加物の対象動物種に対する安全性について結論付けることはできない。 レモンバームの葉を乾燥させた抽出物を提案されている用量で動物用栄養に使用することは、消費者のこの種類の植物に由来する化合物へのばく露量を有意に増加させない。しかし、遺伝毒性に関する適切なデータがないことから、消費者に対する安全性に関して結論付けることはできない。 レモンバームは欧州原産種で、動物用栄養に使用することによる環境リスクは予見されない。レモンバーム及びその抽出物は食品の風味付けを行うものとして認識されており、飼料における機能は食品における場合と実質的に同一であると考えられることから、有効性に関するこれ以上の立証は不要であると判断される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2020.6016 |