食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05320200104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、カット済みフルーツに関連した複数州におけるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新
資料日付 2020年2月18日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2月18日、カット済みフルーツに関連した複数州におけるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。
1. 2月18日時点で当該集団感染は終息したとみられる。CDCは、消費者、飲食店及び小売業者が食中毒防止のため果物を安全に選択して取り扱うよう勧告する。果物を取り扱う前後に、手指及び調理器具類等の表面を洗浄すること。カット済みフルーツは40℉(4℃)以下で冷蔵すること。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は、Tailor Cut Produce社によって製造されたカット済みフルーツに関連する複数州におけるSalmonella Javiana集団感染症に関して調査を行った。
3. 2020年2月14日現在、S. Javiana集団感染株の感染者計165人が14州から報告された。患者は、デラウェア州、ニュージャージー州、ニューヨーク州及びペンシルバニア州を含むTailor Cut Produce社製品が流通している州から報告された。他の10州の患者のほとんどは、発症する前の週にこれら4州のうちの少なくとも1州に旅行したと報告した。
4. 発症日は2019年11月7日から2020年1月11日まで、患者の年齢は1歳未満から92歳で、年齢の中央値は44歳であった。患者の53%が女性であった。情報の得られた111人のうち、73人が入院した。死亡者の報告はなかった。
5. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)では、150人の患者由来の分離株において薬剤耐性は確認されなかった。集団感染分離株の2菌株についてCDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)による標準薬剤感受性試験法を用いた試験が実施され、1分離株においてストレプトマイシンに対する薬剤耐性が示された。この耐性は多くの患者の治療に使用される抗菌性物質の選択には影響しなかった。
6. 疫学及び遡及調査のエビデンスは、ニュージャージー州North BrunswickのTailor Cut Produce社が製造したハニーデューメロン、カンタロープメロン、パイナップル及びぶどうが入ったカット済みフルーツが、本集団感染源であった可能性が高いことを示した。
7. FDAはCDC及び州の関係機関と協力して、カット済みフルーツの遡及調査及び潜在的な汚染経路についての調査を実施した。Tailor Cut Produce社が共通する加工業者として特定されたが、汚染の原因は特定されなかった。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/salmonella/javiana-12-19/index.html