食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05310090108 |
タイトル | 米国環境保護庁(EPA)、グリホサートミティゲーションの最終決定について公表 |
資料日付 | 2020年1月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国環境保護庁(EPA)は1月30日、グリホサートミティゲーション(Glyphosate Mitigation)(訳注:グリホサートのリスク緩和策)の最終決定について公表した。概要は以下のとおり。 EPAは、米国において最も広く使用されている除草剤であるグリホサートの規制上の再評価を終了した。連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)の下で必要とされる、最善の入手可能な科学の徹底的なレビューの後、EPAは、グリホサートがラベル表示に従って使用される場合、ヒトの健康への懸念のリスクはなく、またグリホサートは発がん性物質ではないと結論付けた。ヒトの健康リスクに関するこれらの調査結果は、米国農務省(USDA)、カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、オーストラリア農薬・動物用医薬品局(APVMA)、欧州食品安全機関(EFSA)及びドイツ連邦労働安全衛生研究所(German Federal Institute for Occupational Safety and Health)を含む多くの他の国々及び他の連邦機関による科学的レビューの結論と一致している。EPAは、農家が意図する有害雑草に農薬を散布し、雑草におけるグリホサート耐性が増大する問題を低減するために、追加のリスク緩和策を必要としている。 グリホサートは何十年も研究されており、EPAはその登録以降、数千件の研究を評価してきた。グリホサートは、グリホサート耐性トウモロコシ、大豆、ワタ、ナタネ及びテンサイを含む、100を超える食用作物に使用されている。グリホサートは侵襲的で有害な雑草を管理するための主要な除草剤であり、牧草地、放牧地、道路敷、森林、公有地及び住宅地の管理に使用される。更に、グリホサートは土壌残留毒性が低く、不耕起及び浅耕起の農場経営を維持するのに役立つ。 背景 EPAは、暫定的な決定を用いて、法的強制力のあるリスク緩和策を最終決定すると同時に、絶滅危惧種の評価等、他の長期評価を実施している。EPAは次にグリホサートの生物学的評価の草案を完成させ、2020年秋に意見公募を予定している。 グリホサート及びEPAの暫定決定に関する詳細情報は、以下のURLから入手可能。 ・グリホサートのページ www.epa.gov/ingredients-used-pesticide-products/glyphosate ・グリホサート暫定登録再評価決定(36ページ) https://www.epa.gov/sites/production/files/2020-01/documents/glyphosate-interim-reg-review-decision-case-num-0178.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/環境保護庁(EPA) |
情報源(報道) | - |
URL | https://www.epa.gov/pesticides/epa-finalizes-glyphosate-mitigation |