食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05300310314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、紅麹を伴うダイエタリーサプリメントに関する意見書を公表
資料日付 2020年1月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月15日、紅麹を伴うダイエタリーサプリメントに関する意見書(2020年1月15日付け No.003/2020)を公表した。概要は以下のとおり。
 赤かび米(Rotschimmelreis)(赤米又は紅麹とも)(訳注:以下「紅麹」)は、中国起源である。蒸した白米をMonascus属の菌株を用いて発酵させることで生産される。発酵により鮮やかな赤い色素が得られる。東アジアを中心に、紅麹は食品の着色に使われてきた。当該発酵で薬理活性成分が生成される場合があり、健康にとって有害となる可能性がある。
 健康影響に関してはモナコリン類が重要であり、紅麹中に最も多く存在するモナコリンKは、コレステロール値を下げることを意図した認可医薬品に使用されるロバスタチンと構造や作用が同じである。
 ロバスタチンの考えられる副作用は、頭痛、吐き気、下痢、衰弱、発疹及び筋痙攣である。稀に腎障害又は肝障害、場合により横紋筋融解症の原因となり得る。ロバスタチンによる治療は、常に医学上のリスク-ベネフィットを考慮して行う必要がある。
 アジアでは、コレステロール値を下げる作用がある紅麹は、消化不良及び心血管疾患の治療を意図して昔から摂取されてきた。欧州においても、紅麹を伴うダイエタリーサプリメントは入手可能であり、紅麹の含有量は製品により異なる。それらが含有するモナコリンKは、前述の種々の副作用を引き起こす可能性がある。しかし、通常、紅麹を伴うダイエタリーサプリメントの摂取に医師は介在しない。
 また、特定の条件下では、発酵中にかび毒シトリニンが生成される場合がある。シトリニンは突然変異を引き起こし、腎臓及び胎児に有害な影響をもたらす可能性がある。
 欧州連合(EU)は、コメを主成分とするダイエタリーサプリメント中のシトリニンに関する残留基準値を2
,000μg/kgから100μg/kgに引き下げた。この基準値は2020年4月1日から適用される。
 今般、欧州食品安全機関(EFSA)は、ダイエタリーサプリメント中のモナコリンKの安全性に関して評価を行った。その結果、健康にとって有害とならないモナコリン摂取量を決定することはできないと結論付けた。BfRもEFSAと同意見である。
 ドイツでは、ダイエタリーサプリメントは医薬品法ではなく食品法の規制対象であることから、市場投入は認可制ではい。しかし、初めて市場投入する場合はドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)への届け出が義務付けられている。BfRは、健康上の及び安全上の懸念が大きいことから、紅麹を含有するダイエタリーサプリメントを摂取しないよう助言する。どうしても摂取したい場合は、医師と相談後に又は医師の監修のもとで摂取すべきである。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) -
URL https://www.bfr.bund.de/cm/343/cholesterinsenkung-mit-folgen-nahrungsergaenzungsmittel-mit-rotschimmelreis-nur-nach-aerztlicher-ruecksprache-einnehmen.pdf