食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05230240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、モンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウェアを使用した甲状腺へ慢性影響を及ぼす農薬の累積食品由来ばく露量評価に関する報告書を公表
資料日付 2019年9月17日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月17日、モンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウェアを使用した甲状腺へ慢性影響を及ぼす農薬の累積食品由来ばく露量の評価に関する外部機関による報告書(2019年7月31日承認、85ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2019.EN-1707)を公表した。
 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)及びEFSAの間の第2回フレームワークパートナーシップ協定において、甲状腺に影響を及ぼす農薬の2つの累積評価グループ(C-細胞の肥大、過形成及び新生組織形成に関連する18の有効成分、並びに、甲状腺機能低下に関連する124の有効成分)に関する慢性の累積食品由来ばく露量評価が実施された。
 ばく露量評価は2014年、2015年及び2016年における公式の農薬監視プログラムに基づき欧州連合(EU)の加盟国により収集されたモニタリングデータ、及び様々な国、様々な年齢グループから抽出された10の消費者集団の個々の食品消費量データを使用した。
 MCRAソフトウェアに実装された2次元モンテカルロシミュレーションにより、農薬の各グループの推定ばく露量が得られた。評価の範囲及び累積ばく露量評価に使用されるパラメーターが、植物、動物、食品及び飼料に関する常任委員会(SC PAFF)により議論され合意された。それらの議論に基づき、非常に保守的なtier Iモデリングアプローチ、及び精緻化されているがまだ保守的なtier IIモデリングアプローチが使用された。これらの評価において一般的なリスク評価が行われ、累積ばく露量は、ばく露量分布の50、90、95、99、及び99.9パーセンタイルにおける総ばく露マージン(MOET)として算出された。モニタリングデータにおける検出不能の代替、及び利用可能な加工係数のような不確実性をより良く理解するために、4つの感度分析が実施された。本報告書において得られた推定ばく露量は、甲状腺へ慢性影響を及ぼす農薬の累積摂食リスクの判定に関するEFSAの報告書に使用される。


 
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1707