食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05230190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、神経系への急性影響及び甲状腺への慢性影響を及ぼす農薬の累積摂食リスクの判定に関するEFSAの報告書案を公表
資料日付 2019年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月17日、神経系への急性影響及び甲状腺への慢性影響を及ぼす農薬の累積摂食リスクの判定に関するEFSAの報告書案(各々PDF文書76ページ、71ページ)を公表し、2019年11月15日までの意見公募を開始した。報告書案の概要は以下のとおり。
1. 神経系へ急性影響を及ぼす農薬の累積摂食リスクの判定
 「専門家からの知識の引き出し(Expert Knowledge Elicitation: EKE)」による不確実性分析により裏付けされ、農薬残留物への食品由来ばく露の遡及的(retrospective)な急性累積リスク評価が、神経系への2つの影響、すなわち、脳及び赤血球のアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害、及び運動神経の機能的変化に関して実施された。この評価において検討された農薬は、それらの神経系への影響に関する累積評価グループの設定に関する報告書において特定され、判定された。累積ばく露評価は、EFSA及びオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)により2つの異なるソフトウェアツールを使用した確率モデルを使って実施された。これらのばく露量評価は2014年、2015年及び2016年における公式の農薬監視プログラムに基づき欧州連合(EU)加盟国により収集されたモニタリングデータ、及び様々な国、様々な年齢グループから抽出された10の消費者集団の個々の消費量データを使用した。ばく露量評価は別報で報告されている。全体として、利用可能なデータ及び関連する不確実性を考慮して、神経系へ急性影響を及ぼす農薬への累積ばく露量は、リスク管理機関により設定された規制上の閾値を超過しないと結論された。
2. 甲状腺へ慢性影響を及ぼす農薬の累積摂食リスクの判定
 「専門家からの知識の引き出し(Expert Knowledge Elicitation: EKE)」による不確実性分析により裏付けされ、農薬残留物への食品由来ばく露の遡及的(retrospective)な慢性累積リスク評価が甲状腺への2つの影響(甲状腺機能低下、並びに傍濾胞細胞(C細胞)肥大、過形成及び新生組織形成)に関して実施された。この評価において検討された農薬は、それらの甲状腺への影響に関する累積評価グループの設定に関する報告書において特定され、判定された。累積ばく露量評価は、EFSA及びオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)により2つの異なるソフトウェアツールを使用した確率モデルを使って実施された。これらのばく露評価は2014年、2015年及び2016年における公式の農薬監視プログラムに基づき欧州連合(EU)加盟国により収集されたモニタリングデータ、及び様々な国、様々な年齢グループから抽出された10の消費者集団の個々の消費量データを使用した。ばく露量評価は別報で報告されている。全体として、利用可能なデータ及び関連する不確実性を考慮して、甲状腺へ慢性影響を及ぼす農薬への累積ばく露量は、リスク管理機関により設定された規制上の閾値を超過しないと結論された。
 
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) -
URL http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/public-consultation-draft-efsa-scientific-reports