食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05210170294
タイトル 世界保健機関(WHO)、情報シート「飲用水中のマイクロプラスチック」を公表
資料日付 2019年8月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は8月、情報シート「飲用水中のマイクロプラスチック」を公表した。概要は以下のとおり。
 当該情報シートは、WHO技術報告書「飲用水中のマイクロプラスチック(WHO、2019年)」の主要な調査結果、勧告及び結論を要約したものである。
I. 主要なメッセージ
1. マイクロプラスチックは環境中に広く存在し、海水、廃水、淡水、食品、空気、並びに飲用水(ボトル入り及び水道水の両方)の中に、広い範囲の濃度で検出されている。現在、飲用水中のマイクロプラスチックの存在に関するデータは限られており、マイクロプラスチック粒子の検体採取及び分析を行うための様々な手法とツールを用いた完全に信頼できる研究はわずかしかない。 
2. マイクロプラスチックに関連する潜在的なハザードは、物理的粒子、化学物質及びバイオフィルムの一部としての微生物病原体の3つの形態がある。入手できる限られたエビデンスに基づくと、飲用水中のマイクロプラスチックに関連する化学物質及びバイオフィルムについては、ヒトの健康に対する懸念は低い。プラスチック粒子、特にナノサイズの粒子の物理的ハザードに関連する毒性について確固たる結論を導くには情報が不十分であるが、懸念があることを示唆する情報に信頼性のあるものはない。
3. 限られたエビデンスによると、淡水の水源におけるマイクロプラスチック汚染の主な原因は、地表を流れる雨水等及び廃水の流出物であることを示唆している。しかしながら、最適な廃水処理(及び飲用水処理)は、マイクロプラスチックの大部分を廃水から効果的に除去することが可能である。適切な下水処理が行われていない地域の住民の、かなりの割合の人々にとっては、マイクロプラスチックよりも微生物病原体及び他の化学物質がヒトの健康への、より深刻な懸念である。
II. 勧告
III. 主要な質問と回答
1. マイクロプラスチック(訳注:以下、MPと略)とは/2. どのようにしてMPが飲用水に入るのか/3. どのくらいのMPが飲用水及び飲用水源で確認されたのか/4. どのような種類のMPが確認されているのか/5. これらの研究は信頼できるのか/6. 飲用水中のMPがもたらす潜在的な脅威は/7. 飲用水を介してMP粒子を摂取することによるヒトの健康リスクは/8. 飲用水中のMPに関連した化学物質によるヒトの健康リスクは/9. 飲用水中のMPに付着するバイオフィルムに関連したヒトの健康リスクは/10. MPのリスクは、飲用水に対する他の潜在的なリスクと比べて、どうなのか/11. MPは飲用水からどのように除去できるか/12. 報告書の結論に基づいて、飲用水中のMP汚染を最小限に抑えるための措置を講じるべきか。もしそうなら、どのような措置を講じるべきか/13. 報告書の結論に基づいて、水供給業者及び飲用水規制当局はどのような措置を講じるべきか/14. 今後どのような研究が必要か/15. 環境中のMPによるヒトの健康への影響に関する今後の研究について、WHOはどこに向かうか
 当該情報シートのPDFファイル(5ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/water_sanitation_health/water-quality/guidelines/microplastics-in-dw-Information-sheet.pdf?ua=1
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/water_sanitation_health/water-quality/guidelines/microplastics-in-dw-information-sheet/en/