食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05210160294
タイトル 世界保健機関(WHO)、飲用水中のマイクロプラスチックに関する研究報告書を公表
資料日付 2019年8月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は8月、飲用水中のマイクロプラスチックに関する研究報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 処理された水道水及びボトル入り飲用水にマイクロプラスチックが存在することを報告する研究により、飲用水中のマイクロプラスチックがヒトの健康に与える影響について疑問及び懸念が生じている。
 当該報告書では、水循環(水道水及びボトル入り飲用水とその供給源の両方を含む)におけるマイクロプラスチックの存在、マイクロプラスチックへのばく露による潜在的な健康影響並びに廃水及び飲用水の処理でのマイクロプラスチックの除去に関連するエビデンスについて批判的に検証してる。
 環境中のマイクロプラスチック及びプラスチックの監視及び管理に関する勧告が行われ、ヒトの健康リスクについてのより適切な評価及び適切な管理活動の情報提供を行うために、多くの重要な知見のギャップを特定している。
 当該報告書での解析結果によると、150マイクロメートルより大きいマイクロプラスチックは人体に吸収される可能性が低く、更に小さな粒子の取り込みは限定的であると予想される。ナノプラスチックを含む非常に小さいマイクロプラスチック粒子については吸収及び分布がより多くなる可能性があるが、そのデータは極めて限られる。動物実験において取り込みを示した研究結果は、極めて高いばく露下で発生したものであり、飲用水では起こらないであろう。
 当該報告書「飲用水中のマイクロプラスチック」全文のPDFファイル(124ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/326499/9789241516198-eng.pdf?ua=1
 プレスリリース記事「WHOはマイクロプラスチックの更なる研究及びプラスチック汚染の取り締まりを呼びかける」(8月22日) は、以下のURLから入手可能。
https://www.who.int/news-room/detail/22-08-2019-who-calls-for-more-research-into-microplastics-and-a-crackdown-on-plastic-pollution
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) -
URL https://www.who.int/water_sanitation_health/publications/microplastics-in-drinking-water/en/